もう
逃げることは
やめなさい
人間は
馬鹿なことをしている
自分が嫌で
それから逃げ回ってきたのだ
自分とは違う
もっときれいな
もっとすごい
いいものになりたくて
いろいろな馬鹿をやってきたのだ
本当の自分を
永遠に忘れて
清らかな天使に
なりたかったのだ
そのために嫌なことをして
どんどん自分を汚していく
魂を引き裂かれるような
矛盾の苦しみに溺れて
人間はまた逃げる
汚いことをしている自分から
永遠に逃げ去りたいと
願う
もうやめなさい
逃げている限り
その苦しみは続くのだ
陰に置き去りにした
本当の自分を振り返り
涙でそれを抱きしめなさい
そしてすべてを認め
すべてを受け入れ
自分を生きなおすのだ
そうすれば
晴れた日の太陽のように
あなたは明るくなれる
あれほど求めていた
美しい自分とは
これだったのかと
やっとわかる
