すべての煩悩を超越した
悟りの境地などというものは
人間の本義を知らない
無知の民が考えた
幻なのである
仏教は愛を否定する
それを低い段階の
人の迷いだと定義する
それは間違いである
愛はすべての源
すべての創造を行うための
無限のエネルギー
愛あればこそ
すべてがある
仏教は
無の境地を奨励する
それは阿呆である
無とは愛の対極
人間は愛であり無ではない
無にはなれない
無の境地を求め
座禅を組み
活動を抑えた
思索の中をさまよっても
何もありはしない
仏教こそが
人間を迷わす
大きな煩悩なのである