あほうはやめよ
まっとうな人間に戻れ
馬鹿者よ
赤い罪に汚れた
自分を忘れるために
よそから盗んできた花で
自分を飾るでない
罪の神の訪れを恐れて
自分の影を引きちぎり
矛盾の闇に逃げるでない
馬鹿なことをした
こんな自分など嫌だからと
他人の自分を盗んで
白いきれいな自分になろうとしても
おまえは本当の自分から
逃げられはしない
逃げれば逃げるほど
おまえは罪に汚れてゆく
一層自分が嫌になり
また逃げる
永遠の矛盾の地獄だ
もうやめよ
逃げることをやめ
本当の自分を
真っ向から受け入れなさい
そうすれば苦しみは消える
自分と
自分ではないものの
間をめぐる
振動の地獄から解き放たれ
美しい魂の平安を
見ることができる