月の岩戸

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ラサルハグエ・2

2024-06-18 02:00:53 | 詩集・瑠璃の籠

すべての煩悩を超越した
悟りの境地などというものは
人間の本義を知らない
無知の民が考えた
幻なのである

仏教は愛を否定する
それを低い段階の
人の迷いだと定義する
それは間違いである

愛はすべての源
すべての創造を行うための
無限のエネルギー
愛あればこそ
すべてがある

仏教は
無の境地を奨励する
それは阿呆である
無とは愛の対極
人間は愛であり無ではない
無にはなれない

無の境地を求め
座禅を組み
活動を抑えた
思索の中をさまよっても
何もありはしない

仏教こそが
人間を迷わす
大きな煩悩なのである





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