悲しみに濡れた
青空を浴びて
にんげんは殺しあう
うばうために
ぬすむために
ああ
今日も血が流れる
ささやかな愛を抱いて
真面目に暮らしていた人々を
ああ
戦争がひきつぶす
人々よ
もうやめなさい
殺してはいけない
憎んではいけない
あなたがたは
何もわかってはいないのだ
殺しあうことが
どんなに深い罪の谷を掘るか
憎みあうことが
どんなに神を苦しませ
地球を傷つけるか
愛の高みを知った人類が
すべて苦しんでいる
傷つけられた人々の苦しみが
共感によって全体に波及するのだ
もうやめなさい
地球人類の愛と誇りにかけて
戦争をやめるのだ
やめさせるのだ
混乱の中央には
虚無の深い穴がある
なにもない
だれもいない
愛ではないものがいる
それが見る破壊の夢が
世界を荒らしているのだ
