もう嘘はやめなさい
そのまま迷いの道を進めば
すべてがだめになる
遠い自分の影から
逃げるのをやめ
本当の自分に戻るのだ
何から逃げているのか
つまらぬことにつまずいて
馬鹿な失敗をした自分が嫌で
あなたはそれから
ずっと逃げ続けているのだ
本当の自分を奥に押し込め
嘘で作った善人の顔をかぶり
あなたはすばらしい人間になったつもりで
世間にそれを見せびらかしている
なんと愚かなのか
だが
けしてふりむきはしない
自分の背中の影の中に
忘れたい自分がいることに
あなたは全く気付いていないわけではない
不安の雲が胸の中に渦巻き
いつそれが生まれるのかと
恐ろしい罪の卵を抱きながら
あなたはすべてを忘れるために
また嘘に溺れていくのか
もうやめなさい
それ以上馬鹿に迷うていては
自分をだめにする
神が与えてくださった
人間の美しい恵みを
すべてだめにしてしまう
