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月の岩戸

世界はキラキラおもちゃ箱・別館
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ゾスマ・13

2015-10-07 03:51:09 | 詩集・瑠璃の籠

だれかがやってくれると思って
馬鹿が人を馬鹿にしてばかりいて
本当にしなければならないことは
何もしなかったら
社会がだんだん崩れてきた

みんなで組み立てた
幻想の高楼に
棲んでいたこうもりが
一斉に飛び出すと
嘘と真実の
悲劇的な矛盾が現れる

どうしてこうなるのだ
過去のデータから考えたら
こんなことになるはずはないのに
しっかりと人間の欲望をつかんで
飛ぶように売れるはずなのに

おお かわいそうに
おまえは世界がすっかり
変わっていることに
まだ気づいてはいないのだ

幻想の高楼を
虹色の光に染めた
素晴らしい人類文明が
ゆっくりと傾いで行く
なぜならあれは嘘だからだ
嘘をついて集めたお金で
建てたものなのだ

今さら 何もかもが
間違いでしたと言えるわけがない
このまま突き進めば
破滅が待っているとわかっていても
人間はやめることができない
人類が一斉に馬鹿になっていることが
目の前にありありと現れるようになるまで
おまえたちは馬鹿をやめることができないのだ

だれかがやってくれると思って
馬鹿が人を馬鹿にしてばかりいて
本当にしなければならないことは
何もしなかったら
社会が全て腐ってしまった

嘘を真実だと言って
痛い馬鹿を洗脳していた大馬鹿どもが
一斉に崩れ始めて
すべてがだめになる

もうそろそろやめよ



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