いやよ いやよ
はたらくのなんて いや
贅沢がしたいの
真珠の冠が欲しいわ
絹のドレスが欲しいわ
立派な御殿に住みたいわ
寝台には 玉飾りをつけて
壁にはダヴィンチを飾るのよ
もちろん本物
そうするとわたし教養があるみたいじゃない?
いやよ いやよ
自分であるくのなんて いや
運転手を ひとりつけて
車はポルシェ 白もいいけど
ベルベットを染めたような青がすてき
とってもきれいだし 目立つじゃない?
それと恋人は 四人くらい欲しいわ
ハンサムな下僕がひとり
かわいい年下のこも好き
おひげの紳士もよいわねえ
それと 面白い人も好き
みんなわたしを愛してるの
きれいな おんなは 特別なの
なんでも みんながやってくれる
男はみんな いうことをきく
わたしって ほんとにきれいなの
花のよう? いいえ宝石の彫像よ
か ん ぺ き
いやよ いやよ
なにもかも わたしのいうとおりにして
ぜんぶ ほしいの
あれも これも
ほしいとおもったものは みんな
ほしいの
ほしいの
ぜんぶ ちょうだい