君の しろいほほえみを
つかまえて だきしめよう
石のようにかたい この腕の檻に
小鳥のようにしばし 君を
つかまえていたい
甘い吐息も 伏せたまなざしも
やわらかな背中も
秘密のともしびを秘めた
やわらかな 肌も
今 すべて ぼくのものだ
あいしてると いうことばを
神様に 習ったのに
言えないで ぼくは
君をぼくの腕に閉じ込める
動けない このまま
ふたりで 石になってしまいたい
ふたりで 永遠に
何かになってしまいたい
風が ぼくらに触れて
小さな糸で ぼくたちをほどくまで
君を抱きしめていたい