不埒者め
そこへなおれ
こちらに尻を向けて並べ
たっぷりと鞭をくれてやろうぞ
おもしろいことをやったな
おまえら
ずいぶんと賢い阿呆だ
だが簡単にばれる嘘を
堂々とやるのではない
おかしくて涙も出ぬ
愚か者が 今更
ルナを恋うな
その面の皮の厚さを
測ってもみたくなる
さぞ立派な皮であろう
甘えるのではない
月の心は
壊れながらもまだいう
愛していると
だがおまえはそれに甘えてはならぬ
ル ナ は
狂っているのだ
孤独を超え 嘲笑の叫びに貫かれても
まだ愛し続け それゆえに
ガラスのように心砕けた
めしいた目に映る幻を真実と思い
おまえを愛していると言う
永遠に繰り返すリフレイン
心なきピースバードのように
それに甘えることを
わたしは許さぬ
愚か者が
鞭の味をたっぷりとくれようぞ
阿呆がその身に痛いほどしみるまで
我が名は アルギエバ
獅子の星である