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DolphinKnight

Canon EOS-1とEF400mm F2.8LでBlueとThunderBrdsを追いかける日を夢見て

2012 F1 #16 KOR

2012-11-11 20:47:00 | スポーツ

2012_korいつもはレース以外の話題には冷静な対応を見せる今宮さんがめずらしくホスピタリティにコメントする、貴重な韓国GPです。

実はこのコース、年一度のF1以外でレースらしいレースは開催していないとしう異色のサーキットで、そんな状態では安全面とかバーニーが特に重視するステイタスとかの絡みで契約延長なんてあり得ないんですが羨ましいことに国家事業が絡んでいるんですよね・・・世界と対等に戦うなら、日本もこういう所を考えないといけないんですね。

さて、気を取り直してレースに話題を移します。

まずはシンガポールから続くRedBull、VETの躍進と対照的なALOの不調です。シーズン中盤にはタイヤの使い方を把握できていたけど終盤になっていきなりレンジから外れちゃった様に見えるんですが、<今年のPIRELLIはスペック毎に性格が全く違うんで対応が難しい>、という浜島さんの談話を思い出してしまいました。次戦までに何とかしないとVETにもっていかれちゃうますよ。

2012_kor2GAPを見ると独走するVETと相続の壁になったWEBが並んでいる様がよく分かります。HAMは18周目にタイムががくっと下がってますが、これは鈴鹿に続いてサスペンショントラブルが発生したことと、そのリカバリー過程でタイヤに負担がかかったことによるものです。

レースは今年の全レースを通じて初の1チームによる1-2フィニッシュをRedBullが飾りました。っていうか、いままでどこも1-2をやってなかったってことが今年の混戦ぶりを伺わせます。

さて、次戦も国家事業が絡んでいる(らしい)インド。波乱が起きるとすればここですよね、と淡い期待を抱きつつ、続きます。


2012 F1 #15 JPN

2012-11-10 19:25:00 | スポーツ

2012_jpn感動的なフィナーレで飾った2012 F1 GP   鈴鹿。

何度か日本人ドライバーはこの地で表彰台に立ちましたが、可夢偉は最も感動的なシーンを見せてくれました。スタンドから自然とわき起こる可夢偉コールにインタビュアーのジャンアレジもびっくりしたことでしょう。

さて、レースの展開を振り返ります。

2012_jpn2開始直後にALO脱落という誠に残念なニュースが飛び込んできました。これでVETは圧倒的に余裕が生まれて巡航モードに入ります。

それとは対照的なのがBUT、可夢偉、MASが繰り広げる2位争い。もう、LAPを見てもGAPを見ても常に三人のラインが交錯していて過酷なまでの戦いが伝わってきます。いつもの展開だとビットワークが心配なSauberチームですが今回はきっちりと仕事してくれました。やれば出来る子だったんですね。

今年の鈴鹿で一番嬉しかったのは、最後まで可夢偉をMclarenとBUTが本気でチェイスしたことです。中継ではリアルタイムに川井さんがレポートしてくれてましたが、彼らはFinal lapで徹底的にKERSを温存して西ストレート・130Rで勝負にでました。これは、間違いなく王者が牙を剥いた瞬間です。剥かれた方もそんなことは先刻承知の上でKERSを残して対抗する。ここまで本気の勝負は年に何度もお目にかかれません。これぞF1。大好きでよかった (^^)/


2012 F1 #14 SGN

2012-11-09 22:00:00 | スポーツ

2012_sngずいぶんと間が空いてしまいましたが、魅惑のナイトレース・シンガポールGPのグラフです。

シンガポールGPは市街地を封鎖しておこなわれるため全体的に低速になることと、今年のレースは全体的にラップタイムが昨年より1.5秒ほど遅くなっていることから開催前から2時間ルールの適用が噂されていましたが、予想通りに2時間で終了となりました。

レース自体もリタイアが6台という荒れた展開になり、オマケにペースカーが断続的に2回投入されたことで2時間ルールの成立が確実になりました。

2012_sng2GAPグラフは直前のマシンとの差が周回ごとに開いていく累積型。スタート直後から順調だったHAMが22周目にリタイアしたのは残念ですが、そのあとトップに付いたVETが独走して優勝。後半に向けてスパートをかけ始めたことに印象深いものがあります。

さて次は鈴鹿。ここで誰がヒーローになるのか、レース後のインタビュアーのご氏名を受けるのは川井チャンか、鈴木亜久里か。興味が尽きないところですね。


2012 F1 #13 ITL

2012-09-22 13:06:00 | スポーツ

2012_itl今回の舞台は川井チャン曰く、<シーズン中最もコストパフォーマンスの悪いサーキット>、monzaです。

理由は長いストレートを高速コーナーで繋いで、たまにシケインがあるというサーキットレイアウトにあります。このため、最高速で駆け抜けるマシンを堪能できる喜びに反して、レースは約90分で終了するという、嬉しくないおまけ付き。さらに予選のALOはMASに引っ張って貰っても10位に低迷。これではテンション下がりまくりです。

決勝ではHAMはスタート直後から快調に飛ばしてリードを築き、2位に浮上したMASも追いつくとは困難な状況です。となれば注目は誰が先にアンダーカットするか?

2012_itl2GAPグラフを見るとタイヤ交換は13周と23周付近に集中しています。特に23周目はPERを始めとして一度にタイヤ交換に入ってます。サーキットとタイヤの特性からこういう傾向が出やすいんでしょうね。

中盤は地元Ferrariがずるずると後退していくことを尻目に、HAMとBUTの1,2体勢で侵攻していきますが、32周目にリタイア。エンジン負荷の高いサーキット故にHAM、そして他のマシンの状態も気になるところで47周目にVETがリタイア。

この上位総崩れの展開はチャンピオンシップでALOに有利に働きます。終わってみればALOは2位のHAMに37ポイント差。この状況では鈴鹿までに勝負は付いてるかも、と言いたくなりますがFerrariにも弱点はあります。

F1 GP Newsでも川井チャンが注目していたのが後半10周のALO、MASのGAP。GAPグラフの直線的に差が付いていく、または平行移動の2パターンなんですが、このこの二人だけ、二次曲線的に開いてます。これはタイヤをきちんと使えてないってことなんですが、この傾向、前にもあった様な気がするんですが気のせいですか、浜島さん?


2012 F1 #12 BEL

2012-09-22 12:12:00 | スポーツ

2012_bel3週間の夏休みを経て再開したF1 2012。

舞台はスパ・フランコルシャンサーキット。ClearとしてはGTアカデミー2012 R8-4の死闘が記憶に新しいところですが、<Senna the Best!>とか様々な思い出が詰まった数少ない聖地です。

このサーキットはスタート直後の1コーナーが超危険ポイントですよ、と何度も警告されていたはずなのにGROがまたやってくれて、いきなりのSC投入。状況から考えて、レース再開時は全車一列で突っ込むからポール有利、との予想に違わずBUTはトップタイムを連発して一人旅体勢を確定。

2012_bel2_3この様子はGAPグラフにもBUTが2以下を引き離す様がハッキリと出ています。ということで、再開直後からレースは2位争いに移行です。

その中で注目すべきはVET。11位スタートでタイヤ交換の間隙を突く形で28周目にタイヤ交換に入ったRAIをパスして2位獲得。普通ならここで1位獲得に動きたいところですが、ここはエンジン負荷の高いスパ。シーズン後半の後々の展開も考慮して2位確定。さすがに、ここで無茶は出来ませんよね、

さて2位スタートで期待の集まるKOBはスタートの混乱で大きく後退、その後7周目にタイヤの空気圧が下がったことで1回目、その後は25周目の2ストップに移行するもスタートの躓きが響いて13位です。とはいえ、1回目でハードタイヤにスイッチしたあとのラップタイムの低迷を見ると正しい選択だったのか、疑問に思います。

追伸・グラフの