DolphinKnight

Canon EOS-1とEF400mm F2.8LでBlueとThunderBrdsを追いかける日を夢見て

EOS5D MkⅢ SPECIAL EXPERIENCE

2012-03-11 19:04:16 | 写真

Img_1397CP+2012終了から1ヶ月、Canonブースでもそれとなく示唆されていたEOS5D MarkⅢがリリースされました。となれば御約束の体験会レポートです。

まずは、記念品の入っていた袋から。歴代EOSとEFレンズが勢揃いしています。よく見ると先頭に立っているのはEOS1DXではなくEOS5DMarkⅢです。ってことは、この袋というかイラストは今回のイベント用に制作したってことで、キヤノンがどれほどイチオシしているかがここからも窺えます。

会場は前回のEOS7Dと同じ品川Sタワー3F。展示内容は少し縮小感がありますが作例のパネル展示、バレリーナさんが踊る撮影ステージ、ハンズオン、超望遠レンズ体験、セミナー、DPPとプリンタシステムと構成はほぼ同じ。

セミナーは開発担当者さんのプレゼン形式でした。前回のEOS5DMarkⅡ、EOS7Dでも同様のセミナーはありましたが、お見事なほどにカタログを棒読みしていたので今回もそうなんだろうなぁ、と思っていたらきちんと自分の言葉で説明しているではないですか!。今回の力の入り様は只者ではない、と感じたのはこの時でした。

心地よい予感を胸にハンズオンに移動。EOS7Dから始まったロックボタン付きモードダイヤルは不用意にモードが変わることがなくて便利ですが真ん中のロックボタンを押しながら回転する動作なので使いにくいのが困りもの。この感想はEOS1vHSの三点ボタン設定になれたClearだけが抱くものかもしれませんが、実際のところどうなんでしょうね。

ファインダーを確認するとEOS1DXと全く同じフォーカスセンサーのレティクルが表示されます。念のためフォーカスのモード切り替えとセレクトを試してから説明員さんに<AFセンサーは1DXと同じですか?>、と伺うと<はい!>、という気持ちいい返事が返ってきました。久々のお買い得モデルってことですね、わかります。

ついでにバッテリーグリップの装着をお願いして縦位置のフィールを確認。一番最初に目に付いたのは縦位置用のマルチコントローラが装着されていること。従来機では縦位置で構えるとマルチコントローラが遠くて難儀するところですがグリップに装備されていれば問題なしです。

また、<角材>とまで酷評されていたグリップ形状がきちんと整形されて手になじむ形になったことも特筆しなくてはいけません。しかも、中指をかける<クビレ>まで入ってるので縦位置の違和感は全くありません。つい、<これです、これ待ってたんですよぉ!、1vHSでできたのに、なんで今までやらなかったんですか?>、と思わず説明員さんに詰め寄ってしまったのはここだけの話です(フッ、若いな)。

レリーズ動作は秒6コマにまで進化したのでMarkⅡよりキビキビ感は出てますが後半の細かい作動音が耳についてしまうのが残念。かつて<サイレント・EOS>を名乗った末裔だけにこの辺りを抑えてくれれば文句ないんですがね。

高感度撮影はバレリーナさんが踊るステージで確認。バレエの撮影は初めてですが基本の<動きを憶えて撮影タイミングを見つける>を思い出してトライ。1分おきに照明がON\OFFしていることを考えながらISOを切り替えて最高6400で撮影しましたが、まぁ、笑っちゃうほど見事な描写でした。これでNikonにまた近づいたなぁ、再逆転の日は近いかも、という感じです。

Img_1391最後に戴いた記念品ですが、圧巻なのはEOSファミリー全員集合のシート。ボディは銀塩からデジタルまで、レンズはEF、EF L、DO、EF-Sはもとよりエクステンダーまでぎっしりと隙間無くレイアウトした様は壮観、の一言です。

次の7DMarkⅡが待ち遠しいな。