次期一太郎 発表会のアナウンスがありました。
パッチ無しでWindows7に対応できる一太郎2010も出たことだし、お財布も相変わらず厳しいから、今回は初のスキップを考えてましたが、開発者の皆さんがキーボードタッチで描いたメッセージビデオを観たら、そういう考えもどこかに行っちゃいました。
既にワープロソフト市場はMicrosoft Word に占領された状態なので、いまさら一太郎の名前を挙げても<なにそれ?>って反応しか返ってきません。しかも、WordはExcel、PowerPoint、Access、OneNoteといった世界レベルのアプリケーションで組んだOffice Suitチームの一員なので競争力が元から違います。
そんな状況で一太郎のメリット、Wordのデメリットを挙げて優位性を訴求しても、Wordのデメリットは皆さんそれぞれに回避策、対応策を用意しているので一太郎に切り替える行動に結びつくか疑問です。Wordとの高い互換性っていってもWord自体が過去のバージョンとの互換性が完璧ではないし、OpenDoc対応も鳴かず飛ばずの状況なので訴求点として成立するか怪しいです。ならばと、最終兵器・AtOKを出してもかな漢字変換アルゴリズムを見直したIME2010を無償配布の前には無力です。
そんなマーケティング的にはとても厳しい状況にあってもATOKを含めて新しい提案を組み込んだ製品をリリースしているJustsystemsの姿勢はもう少し評価されてもいいのではないでしょうか?
第二章、と銘打った今回の発表会、何が飛び出すか、楽しみです。