DolphinKnight

Canon EOS-1とEF400mm F2.8LでBlueとThunderBrdsを追いかける日を夢見て

レビュー・IO DATA ED-E4/2G

2014-11-24 10:32:31 | デジタル・インターネット
デジタルデータを持ち運ぶ際は何かと気にしないといけないことだらけの昨今、ファイルを自動で暗号化してくれるUSBメモリは何かと便利なアイテムです。
Clearが愛用していたUSBメモリはIO DATA製ED-E3/1Gですが、この製品は以下の特徴を持ちます。

・内部はROM領域とデータ領域に分かれている
・PCにセットするとROM領域のソフトが起動してパスワードを確認し、パスワードが一致するまではデータ領域を見せない
・ROM領域とデータ領域は別のドライブレターを持つ
・データを書き込むと内部で自動でAES256bitで暗号化する
・USBの接続部分はキャップを使用しないスライド式なので紛失の心配から解放される

唯一の難点はファイル暗号化する処理に時間かかるためなのか書き込み速度が遅いのが難点でしたが、USB3.0に対応して高速転送を達成したED-E4が発売されました。

画像の右側の黒い筐体が旧製品のED-E3、左側の紫の筐体が新製品のED-D4です。
どちらも筐体はシンプル、ストラップ取り付け部が大きいのでタグの取り付けに自由度があって所在を明示しやすい、プラスチック製なので軽量です。製品の特性を考えるとおしゃれな外観にする必要は薄いのですが、セキュリティ担当的な視点では製品型番をきちんと表示して欲しいなぁ、と思います。

さて、気になるベンチマーク結果です。計測はCrystalDiskMark Ver3.03 64bitを使用、高速化ツールは併用していません。まずはED-E3から。

製品の使用状況から考えてシーケンシャルアクセスの性能が気になるんですがUSB2.0対応製品でこの値は・・・という印象ですが、データを自動で暗号化している事で得られる安心感にはかえられません。

続いて新型・ED-E4です。

流石にUDMA7対応CFが達成している160MB/secは無理としてもリード時のED-E3に対するスピードアップはめざましいです。反面、書き込み時のスピードアップは約2倍にとどまっていてAES256bit処理の重さが窺えますが、このリード速度なら巨大な画像ファイルで埋め尽くされたパワポのファイルを書き込んでもささっと終了してくれそうで助かります(^^ゞ

なお、ED-E4は個人単位での運用を考慮した製品ですが、ツールを併用することでパスワード入力に対してより厳しい設定を可能にした企業向けの製品もあるので気になる方はこちらを参照願います。

以上、駆け足でしたがIO DATA製セキュリティ対応USBメモリED-E4のご紹介でした。