例年だと帰省と重なる事の多い夏のクロストークですが、今回はスケジュールが調整できたこともあって参加しました。
受付を済ませて会場入りすると、そこでは<アイルトン・セナ -音速の彼方に->のDVD映像が映写されてました。今回はフォトグラファーの原富治雄さんを交えての80年代F1を回想するコーナーが第3部に用意されているのでそのマエフリです。
いつも通りの進行で始まった第一部は前半戦の振り返りを中心に。イギリスGP以後の失速が目立つRedBullですが、後半戦でMcrarenとFerrariがしのぎを削る事でポイントが分散、前半に築いたリードの効果でほぼ勝利は確定、という予想を披露してくださいました。ついでにMclarenが速くなった理由もちらっと紹介されてましたが、その辺はここではかけません、ごめんなさい(^^;)
第二部は浜島さんコーナー。当日は茂木でF.Nipponが進行中なのにイベントに参加してくださいました。会社に気を遣っているのか、<今日はF1の話はしませんよ>、と念を押して国内レースの話から始り、タイヤの特性紹介になって、気がつけば話はあっちの方に突入(/^^)/
そこまでやってくださるなら、<BSの浜島さん>ではなく<F1大好きな浜島さんfrom小平>という肩書きでやってくださった方が良いのに、とも思いますがこの辺は大人の事情でしょうが無いのかもしれません。
第三部はフォトグラファーの原富治雄さんを招いてのトーク。いきなり<前半の今宮さんと浜島さんの話を聞いて思ったんですが、F1ってこんなに難しい事やってたんですか?>、に場内大爆笑。
今宮さんから、日本人フォトグラファーとヨーロッパのフォトグラファーの違いについて質問がありましたが、原さんは<日本人は水墨画で西洋人は油絵です。色の使い方がまるで違うんですよ。ゴッホとかゴーギャンがでてくるのも当然です。>、と回答されてました。鋭い指摘です。
80年代のF1をテーマにすると欠かせないのはSENNA。原さんにとってもSENNAは面白い被写体だったようでいくつかのエピソードを披露されてました。中でも凄いと感じたのはオールージュの先に隠れて撮影していたらSENNAに<あそこはヤバイからよせ>、とパドックで忠告された事。F1パイロットの動体視力のすごさと集中力って奴ですね。
あと意外だったのは<凄いシーンが来る、と思ったときは敢えて撮らない>の一言。狭いファインダー越しに見るのが惜しいから、敢えて肉眼で見る様にしているそうです。<違いのわかる男>としてCMに出て欲しいな、と思います(^^;
トークの後はサイン会。今回は、浜島さんの自著>という燃料が投下された事もあって大盛況。並んだ人全員が<F1 勝利の方程式>を持参してました。当然、Clearもゲットです。
浜島さんと今宮さんから戴いたサインは表紙裏にあるんですが、ここでは表紙だけにしておきます。
また、今回は東北大震災のチャリティとして原富治雄さんの写真集 <SILENT CIRCUS>が当日特典として定価5,800円の所を原さんと今宮さんのサイン入りで特価3,000円+義援金1,000円で販売されていたのでこちらも迷わずゲット。
写真集にはポジで撮影していた頃の作品をメインに収録していて、SENNAのコーナーもあります。ナカジマ、亜久里、HONDAを始め、今ではお目にかかれないアンダーボディから飛び出る火花写真もふんだんにあります。
イベント参加者の多数派をしめるであろう、リアルにSENNAを見た皆さんがこういう構成の写真集に反応しないはずもなく、速攻SOLD OUTとなりましたが、原さんの見事なフォローで後日指定住所へ配送する対策がとられました。こういう機転がないと、良い写真は撮れないんですね(^^;