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DolphinKnight

Canon EOS-1とEF400mm F2.8LでBlueとThunderBrdsを追いかける日を夢見て

風立ちぬ

2013-09-15 12:04:31 | アニメ・コミック・ゲーム

久しぶりに公開された宮崎駿監督作品<風立ちぬ>を観てきました。

実のところ、ジブリアニメを劇場で鑑賞するのは<千と千尋の神隠し>からお休みが続いてました。というのは、最近の宮崎アニメは "個人的見解として" 迷走していて、きちんとendクレジットが打たれてない作品が続いていたというのが理由の一つです。

ですが、今回のテーマは宮崎駿として外せない<空>。このテーマを扱った作品には<天空の城ラピュタ>、.<紅の豚>という快作が並んでいるので期待して観に行きました。

で、感想は<きちんと終わってて良かった>です。

もう、冗談抜きでこれが本音です。それほど最近の宮崎アニメは終わり方がひどかったということです。ですが今回はきちんとendクレジットか打たれています。

取り上げた時代は第二次世界大戦の最中。主人公は零戦の設計者。ならばガチで<宮崎駿の戦争論が来るか?>、という見方もありましたが、実際には正面切って戦争をとりあげたシーンは皆無。強いて言えば墜落した試作機、撃墜された機体の残骸の前に主人公がたたずむ程度。<風の谷のナウシカ>の様な観客の両肩をがっちり掴んで論戦を挑む姿勢はどこにもありません。

物語は主人公が思い描く理想と現実が交互に入れ替わりながら進行していきます。夢と現実の境界は注意してみていれば分かるように描かれているので混乱することはないと思います。時代、飛行機に関する知識が必要な伏線も無く、引っかけ展開もありません。

登場人物はヒロインの奈緒子を始め、上司・黒川、同期・本庄、皆、理想に対してストレートな生き方をしている人ばかり。屈折した境遇で悩む人は居ません。

終盤の<綺麗なところだけ観て貰ったのね>、の台詞で気づいたのですが、ここまで構成が整理してあると、この作品は宮崎駿さん自身の回顧録として制作したのではないか?、とも思えてきます(実際、公開後に<本当に今回で引退します>とのメッセージが出てます)。

だとすれば、宮崎さんは主人公に自分の姿を投射している、と観ることも出来ます。その視点でもう一度作品を見直すと、同期の本庄には鈴木プロデューサーを重ねている様にも思えます。そして試作機、戦闘機の残骸をみつめる主人公は自分の過去の作品を俯瞰する宮崎駿。ここまで綺麗に計算されていると、これは天才にのみ許された自惚れって奴?、とでもいいたくなります。

最後に統括・宮崎さんの回顧録として観ると凄い作品です。<紅の豚>に驚喜した航空マニアとしては全くもって物足りない作品ですか。


アクセル・ワールド

2012-07-16 19:47:59 | アニメ・コミック・ゲーム

アクセル・ワールド

嵌まってからしばらく経過してますが、時間と共に嵌まり方も深くなっていくアクセル。・ワールド。 もう、毎週、加速しっぱなしです。

首に装着する<ニューロリンカー>で人の脳と外部ネットを接続(無接触です)してコミュニケーションする近未来。梅郷中学に通う学内カースト最下位の<ハルユキ>は学内カースト最高位の生徒会副会長<黒雪姫>にある才能を見いだされます。

<もっと先へ、加速したくはないか?、少年!>

そう告げた彼女はハルユキのニューロリンカーに<ブレインバースト>という名のゲームをインストールします。上級生で生徒会副会長という地位を考えても到底中学生とは思えない高飛車発言の理由は後でわかります。

さて、アクセル・ワールドの世界をさえるアイテムはニューロリンカーの他にもう一つ、防犯目的で張り巡らされたソーシャルカメラ。ブレインバーストはソーシャルカメラの映像から作成した3Dデータを基に再構成した仮想世界をプレーヤーの脳内に転送し、同じプログラムを持つ者同士が仮想世界で対戦するゲームです。通常、プレイ時間は1000秒、脳に送り込まれる映像のスピードはリアル世界の1000倍。故にプレーヤーがゲームで体験する1000秒はリアル世界の1秒に相当します。簡単に言えばブレインバーストをプレイする度に肉体と精神の間に<ウラシマ効果>が発生するってワケです。

プレーヤーのランクはLevelで表され<黒雪姫>はLevel9。レベルアップの条件を考慮すれば肉体と精神の年齢差がどれほど発生しているかは推して知るべし。黒雪姫がハルユキにとる態度と発言内容が超上から目線になるのも道理です(もともとの性格もあるんでしょうがw)。

ということで、気になった方は地上波放送、ニコニコ動画、ワーナー・オンデマンド、バンダイチャンネル、PlaystationStore VideoUnlimitedでご覧下さい。

追伸・だからPS3は違うのと言ったのだよ、RX-77!


RedBull X2010 on Stage!

2012-01-15 14:28:41 | アニメ・コミック・ゲーム

GT5にはカートからFormula1に至る多彩なカテゴリーのクルマが収録されていますが、それらにはそのクルマが属するカテゴリーの規則に適合しているという共通点があります。市販車の場合は法規、レーシングカーの場合はレギュレーションが該当します。

特にレーシングカーの場合は、環境への対応、安全性、開発費の高騰を防ぐ等の理由から競技規則が設定されています。このため、たとえば現行のF1ではエンジン回転数が18000rpmに制限されているので真の実力を開放することは出来なくなっています。

Img_1230では、これらの競技規則を考慮しないで純粋に究極の速さを追求したクルマがあったとしたら?

普通の手段では実現できなくてもGran-turismoのバーチャル空間ならば可能。それがRedBull X2010

今回、東京オートサロン2012でモックアップが日本初公開になりました。バーチャルの世界にしか存在しないクルマなのに、全身から放たれるオーラに圧倒されます。細かいところを観ていきましょう、まずはフロント周り。

_mg_0002フロントサスペンションはむき出しですが、タイヤはヘッドライト組み込みのカバー付き、しかもフロントノーズの延長線上にキャノピーが張られていてコクピット全体をカバー。既に何でもアリ路線を全開で突っ走っていることが理解できます。

続いて、リアセクション。

_mg_0327ど真ん中に配置した排気ファンが、このクルマはファンカーであることを雄弁に物語っています。このアイデアを採用した例は過去に数台ありますが、その効果があまりにも強力なためレギュレーションで禁止された禁断のアイテムとなっています。

そしてフロント同様にカバーされたリアタイヤがきちんと組み込まれているところにも注目してください。モックアップだからと手を抜かない姿勢が素晴らしいです。

Img_1291サイドスカート。フォーミュラカーでは空気の流れを乱す原因となるコクピットとタイヤを完全にカバーして空力的には理想的な状態を手に入れたというのに、アンダー部分にボルテックスジェネレータ(下側にあるギザギザの部分)を組み込んでます。エンジンとブレーキの冷却、後方気流の整流効果を狙った実装と思われますが、何処までもスピードに貪欲な姿勢がにじみ出てます。

Img_1298以上、X2010のモックアップをご紹介しました。ゲームの世界にのみ存在するクルマなんだし、モックアップなんだから、という妥協はどこにもなく、今にもミッドマウントしたV6 3000ccツインターボエンジンがうなりを上げて400km/hまで一気に加速していきそうな気迫に満ちた仕上がりとなっています。

機会がありましたら是非実物をご覧になってください。


GT5 ASpec #2

2011-07-17 10:22:00 | アニメ・コミック・ゲーム

246_2_4 前回の記事からずいぶんと間が空いてしまいましたが、未だに嵌まってるGT5です。

しかし、実によく出来たゲームです。レースゲームの場合、プレーヤーの力量が枷になってゲームの進行が止まっちゃう場面が少なくないので、チューニングでのパワーアップ、ABS、TCS、姿勢制御などのドライバー支援の対策が取られています。ところが、これらのアシスト効果があまりにも露骨だと今度はプレーヤーのモチベーションが下がる、という副作用を招きます。

でも、GT5なら話は別です。確かにチューニング項目が細かくて初心者には理解が大変ですが、ネットのあちこちでチューニングパラメータが公開されているので、これらを見ながら勉強すれば走行系をいじったことがないclearでも半年で基本的なサスペンションセッティングが出来るようになっちゃいます(^O^)

246_4そして、本日、Level25を達成、念願の<青山一丁目への凱旋>を果たしました!

使用したマシンはMy favoritet No1、HODA NSX typeR'92 です。このマシンも最初はまるで言うことを聞いてくれなくて一時はどうなることかと思いましたが、ブレーキバランスとペダルワークのトレーニングでなんとか狙ったところへ行ってくれるようになり、最近ではまともなタイムが出せるようになってきました。ココまで来ればもう、Enzoだろうが、MclarenF1だろうが、どんとこいっ、です(^O^)

246_1_4 追伸・トロフィーを獲得するにはもう少しHONDA本社寄りの位置で再生を止めて写真を撮らないとダメですよ。


マクロスF サヨナラノツバサ

2011-04-02 13:08:58 | アニメ・コミック・ゲーム

前編の出来が良かったので期待していた後編レビューです。

少し早めのストーリーの展開はそのまま、シェリルとランカのステージシーン、新型YF-29の飛翔、全ての完成度、高いです。

その一方、主要キャラの立ち位置、設定がTV版とはまったく別なので、その辺を区別しておかないと中盤以降の展開に振り回されて誰が何を狙っているのかさえわかりにくくなってしまうのが玉に瑕です。TV版から大幅に設定を変更した事が災いしてキャラを回しにくくなったのかもしれませんね。

そして、マクロスと言えば歌の演出が欠かせません。前編で登場しなかった<Northern Cross>が気になってましたが、後編で使いたくて残していたんですね、満足してます。

前編、後編を通した感想は、設定変更で生じる混乱を新たな演出でカバーし切れてないのが残念です。特に前編から1年後に後編が公開されたのは時間が空きすぎ、せっかくのスピード感が損なわれたのが痛いです。

追伸・隠れキャラとして<イサム>がでてましたね (^_^)b