PCをWindows10に移行しました。Windows8/8.1では見事に分断していたメニュー画面とデスクトップを統合した効果でオペレーションがスムーズになって楽しい日々を送っています。
その一方で、手持ちのVAIO Pro13をWindows10へ移行するにはWindows8→8.1→10の2段変身が必要なので、もしPCがクラッシュしたらどうやって回復するのか?、という疑問が生まれて来ました。以下、あれこれ試してみた結果のまとめです。
先に結論をいうと・・・予算確保してWindows10モデルに移行しましょう、ですw
回復の手段は以下の3通り
- VAIO pro13内部のリカバリーデータでWindows8に戻して8.1→10と移行する
- Windows10の回復機能でWindows10を再インストールする
- Windows10の回復機能で回復ドライブのデータを使ってWindows10を再インストールする
1.はASSIST機能を用いた通常の回復手段です。時間と手間はかかりますがVAIOのアプリ(VAIO Care、VAIO Update、VAIO Control Center等)はWindows10に引き継がれるので回復後もキーボードのバックライト、いたわり充電モードの設定は可能です。
2と3は一見すると同じように見えますが2.はWindows10をそのまま新規にインストールした状態、具体的にはデバイスドライバはWindows10が自前で持っているものに差し替わり、アプリはMicrosoft OfficeはもとよりVAIOのアプリも無い状態になります。このため、CPUのパフォーマンス設定、キーボードのバックライト、いたわり充電モードの設定はできません。
一方、3.で回復した場合はデバイスドライバと一部のOS設定は直前の状態を保存するけどアブリが一切インストールされていない状態は同じですが、デスクトップには削除されたアプリのタイトルを列挙したリストが保存される点が異なります。なお、回復ドライブのデータ量は約20GByteなので32GByteのUSBメモリに作成します。
以上から、回復した後もCPUのパフォーマンス設定、キーボードバックライト、いたわり充電モード等を使用したい場合は1.しか選択肢はありません。
で、回復した後にVAIOのアプリをインストールする手段を探してみたのですが・・・結論から言うと見つかりませんでした。
まず、最初に試したのはストアにあるVAIO Careを起点にして復旧出来ないか?、というアイデアですが、この場合はVAIO CareをインストールしてもVAIO Update等の他のアプリは一切追加されませんでした。
次に試したのはVAIO pro13で作成したリカバリーディスク(BD)の中にVAIOのアプリをインストールできる環境が含まれているとしたら、それを使用できないか?、ということです。で、検索するとそれらしいものは見つかったので試しに実行したところ、WindowsのバージョンチェックをやっていてWindows10では動作しません。ついでにWindows8を回復した直後ならSSDにVAIOのアプリをインストールでした環境が残っているのでは?、とも考えたのですか゛そんなものは何処にも残っていませんでした(ていうか、残っていたとしても先の実験でバージョンチェックしていることは見えているので残っていても使えないです、多分)。
ということで、2015.7.29から1年間の予定となっているWindows10への無償移行期間が終了してもWindows8.1、Windows10のISOから作成したDVDで回復可能であることを祈りつつ、予算確保に努めます、∠(@O@) ビシッ!