現在進めている、大規模修繕の計画と直結増圧給水変更工事の際に考慮すべき課題などを、第3者の視点で検討をしてもらうため、マンション建築の経験のある
一級建築士の方にお願いして建物を見てもらい、図面と共に確認してもらいました。
2/25(日)14:15 - 当建物視察
15:30-18:00 ファミレスにて打合せ
(参加 4名、マンション管理士1名、一級建築士1名)
討議内容
■1号棟スロープ改修
-中段の階段を半分程度狭くし、最下段の階段横の植栽壁を撤去し、少しでもスロープ長を確保する。建物名を表記したアーチは撤去し、別途銘板を設置する。
エントランスからのスロープの開始部分を可能な限り手前に移動させる。
バリアフリー化の基準では、スロープは1/12の傾斜ということなので、物理的に難しいので、車椅子経路はやはり、2号棟経由となる。
自転車の通行経路を、1号棟と2号棟の間の空間を通路にし、そちらを通る方法に変更することを検討。(外階段手すりの加工が必要)
■1号棟共用廊下・外階段
床下やタイルがだいぶ浮いている。
■2号棟2Fエレベータ前段差解消の方法
■エレベータ改修(バリアフリー対策)
図面で見る限り、エレべータ前の段差下には構造上問題となる梁はないようだが、エレベータのドア面の変更には、100万程度必要。
エレベータ内に車椅子は入らない。エレベータ前の壁を手前に出せば、更新は可能。(費用はかかるが)
■受水槽撤去後の空地に2段式駐輪場設置
一般規格品の屋根を利用すれば、コストは抑えられる。
■1号棟駐輪場の集会室改修
容積率上では、1号棟はぎりぎり(150%)であるが、駐輪場からの用途変更で可能ではないか。
2号棟の容積分を借りる形を取る事も可。
排気口、エアコン口は、防火対応のダクト設置は可能。
給水栓、排水の設置の場合は、スロープ工事と同時に行えば、引き込みは可能。
■1号棟エントランス床改修
2号棟と比較して見劣りするので、床、壁改修を検討しては?
■集合ポスト
2号棟の設置場所を正面右手の化粧壁に移動設置できるかも。
管理室専用ポストの追加の検討。(計21)
■エントランス灯
人感センサー付に変更
■給水管引き込み経路
2号棟2F部分のコンクリート床は、厚み約30cmあるので経路を変更した方がいい
■1号棟外階段横の植栽スペースの有効利用
斜面部に擁壁を新設し、一部を平坦化することにより、多少の共有スペースが確保できる。
■1号棟5F 付近のフェンスの基礎劣化
敷地境界のレベルを調整し、傾斜をなだらかにしては?
■玄関ドア交換
地震時の避難路となる玄関の耐震交換の検討。
等、活発な意見交換が行なわれました。
予算的に全ての実施は不可能ですが、計画案だけでも検討をして、具体的レベルまで掘り下げて優先順位をつけて計画していきたい。
実際の工事の実施に向けて、見積の妥当性評価の為には、専門知識のある第3者を入れた機関設置が重要と思いますので、検討したいと思います。