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いもりんのヒルズ的生活+貧乏昔話

教師から起業家へ。無一文の外国人夫との超ビンボーな暮しから脱出、奮闘の末つかんだ、ちょこリッチな生活をおバカ調で公開。

いもりん、未来の姑と初めて会う

2008年08月21日 10時35分58秒 | 糟糠の夫:season1(過去の話など)
夫の母との初対面は、最悪であった。

婚約して入籍するまでの間に、夫の両親を訪ねることになった。二人で一緒に行ければ良かったが、私には仕事があったので、一人で遅れて行くことになった。かくして、成田からシンガポール航空で、乗り換えを経て、彼の故郷に初めて降り立ったのである。

前にも書いたが、私はめっぽう乗り物に弱い。この時24歳。仕事の疲れと、異国にたった一人で行く緊張から、機内で何度も吐いてしまった。現地の空港で彼を見つけた時の安ど感は忘れられない。酸っぱい衣服を着替えたかったが、家に連れて行きたくて気がせいている彼は許してくれない。臭い衣服のまま、彼の家に向かった。

彼の母は、女優で言ったら、エリザベス・テーラーに似ていると思う。今は太って見る影もないが(彼女が絶対にこのブログを見ないのをいいことに、言いたい放題だな、ワタシ)、昔は本当に美しかった。

彼女は初めて会う未来の嫁を、大げさに抱きしめた。でもすぐに気づいて、「うちの息子がゲロでも吐いたの?」ってフォロー(になってないと思うけど)してくれた。
どなたか、夫の親に初めて会う時に、ゲロのついた衣服で登場した人、いますか?

今義母にこの話をしても、気を使って「I don't remember. あら、そうだったかしら」と言うだろう。
でも、絶対忘れてないと思う。記憶から消せないよ、この失敗談は。

写真は夫の実家(母方)。継父は狩猟が趣味。うぇ~。

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湯婆婆(ゆばーば)、釜爺 (かまじい)と出会う⑤

2008年08月20日 08時04分58秒 | 糟糠の夫:season1(過去の話など)
ところで、夫と結婚すると決めた時の、私の親の反応はどうだったか。

父は、夫の人柄を気に入って別に何も言わなかった。ただ一言「いい青年だ」と言っただけ。出来てますね。
しかし、母は「若いし(番茶も出花)、お見合いで条件のいい人と結婚できるのに」くらいの悪態はついた。実際、これから米国東海岸に留学する人の見合い話を持ってこられた。よくある、留学前に奥さんをもらおうってヤツですね。ヤなこった。

結婚前に私は3人のライバルを蹴落とした。

一人は、母国の大学時代からの彼女で、これはかなり手ごわかった。彼女が日本に(短期間でも)来てたら負けていた、と思う。
あとの二人は日本女性で、レースクイーンと歯科医。
レースクイーンは、写真入りの手紙と電話攻め。数年前の引越しの時に、偶然封筒を見つけて驚いた。外見に自信がある人って、写真を送りつけるのよねぇ。芸能人やスポーツ選手で、一般女性と結婚する場合、写真入りのファンレターがきっかけって多いじゃない。
歯科医の方は、今考えると完全なストーカー。思い込みが激しく、ところ構わず出没し、警察沙汰になりそうなこともあった。

それで恐ろしくなった私たちは、当初の予定よりも半年早く、役所に飛び込むように籍を入れたのだった。その後、入籍を記載した戸籍抄本を、固有名詞を黒く塗りつぶして歯科医に送りつけたところ、ストーカー行為はやんだ。こういう相手には、文的証拠がいちばん!と踏んだのである。

次回は、「姑」の話です。

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湯婆婆(ゆばーば)、釜爺 (かまじい)と出会う④

2008年08月19日 10時04分08秒 | 糟糠の夫:season1(過去の話など)
庭でとれたミニトマト。その他に、巨大なズッキーニ6~7本、これからオクラとかぼちゃの収穫を迎えます。軽トラでケイフンを買いに行くなど、夫一人で管理。仕事の合間に庭に出て、農作業にふける。仕事が暇な時に雨とか、忙しい時にお天気とか、庭に出られないとたいそう機嫌が悪くなる。

出会った頃は、ガリ勉タイプで博学、学者になったらいいのでは?という人だった。
就職なら当然、外資系の企業にと思っていた。バリバリバリューに出るような、国際的に飛び回る会社員、そんな予想だったのにな。
それが、相変わらず博学だけど、今ではすっかり麦わら帽子が似合うおじさん・・・。

結婚した相手が、当初の予想と変わることがある。
そんな時でも、選んだ女はじたばたしないで、ついて行こう。
私の場合、妻が夫を変えてしまった、という方が正しいかな。

何だか最近は、「二人で一生懸命働いて、助け合ってリッチになろう」というカップルが少なくなった。
初めからリッチな相手を選んだり、親から援助を受けて生活水準を維持する話ばかり、聞くようになった。

彼は留学生活が終わってからも、就職をしなかった。金銭的にどん底の日が続く。

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湯婆婆(ゆばーば)、釜爺 (かまじい)と出会う③

2008年08月18日 09時49分06秒 | 糟糠の夫:season1(過去の話など)
外人さんは日本で苦労することもある。

例えば、彼は色々とのぞかれる。どこでって、トイレや大浴場で、である。
男の人って、どうして他人の持ちモノに興味があるんだろう。男子トイレでは、板越しにのぞかれたこともあるそうだ。大浴場ではかなり露骨にじろじろ見られる。大変だね。もう慣れたみたいだけど。

レストランに二人で行くと、必ず窓際とか、人から見られるような目立つ席に通される。つまり格好のオブジェな訳です。最近は太ったので、その効力は薄れてきたかと思うが、ホテルでは丁寧な扱いを受け、いい部屋をもらうことが多い。
だから彼も日本が気に入っているのだろうが・・・。

日本にこんなに長く留まったのは、全くの偶然である。ある企業からの奨学金の延長と、日本の景気冷え込みにより、ライバルがどんどん帰国し、逆に仕事が増えたからである。

写真ですが、何が嬉しいかって、ビルトイン食器洗い機(10人分入る)を買ってもらえたこと。日本では、まだ主流じゃないからねえ。そういうことには理解があるの。
その代り、働かないことは許されないし、自分の食いぶちは自分で、という厳しい夫ではあります。

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湯婆婆(ゆばーば)、釜爺 (かまじい)と出会う②

2008年08月17日 08時15分52秒 | 糟糠の夫:season1(過去の話など)
出会った当時はバブル崩壊直後くらい。土地も資源もない小さな島国が、どうしてアメリカに次ぐ経済力を持つようになったのか、探りに来たような、知識レベルの高い外国人留学生が多く来日していた。

英語は大学受験で辞めてしまったので、全く話せなかった。My name is Imorin.くらい。英語・国語は得意科目だったけれど、基本的に「語学」が好きではない。特に英語は嫌いだから、大学の一般教養でフランス語を選択した(有り得ない理由)。
だから何がつらいかって、英会話が嫌いなのに、朝から英語で会話をしなければならない、ということである。しかも外人だから、テンション高いし。

日本人は「以心伝心」の文化がある。言わなくとも、阿吽の呼吸というか、分かり合える民族である、と思う。
しかし大陸の人は、人の多様性から、とにかくコミニケーションを重視するから、何でも話さなきゃならない。これが結構疲れる。朝からベラベラうるさいなあーとキレることも度々。

まあ、そんなこんなで、付き合い始めから色々と苦労をしたわけなのだが、思いつくままに書いて行きますね。
今、出会った頃の古い写真を引っ張り出してきたので、そのうちスキャンしてUPします。

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湯婆婆(ゆばーば)、釜爺 (かまじい)と出会う①

2008年08月13日 09時46分46秒 | 糟糠の夫:season1(過去の話など)
さて、これまでの糟糠の夫シリーズで、少し常識はずれな夫の話をしてきた。「なんか、おかしい」と感じた方も多かろう。不思議な食品庫、異常に多い外国人の友人、年金を支払っているのに将来もらえないってどういうこと?

「後出し」みたいな話し方でごめんなさい。ブログ立ち上げ当初は、夫の事を話すつもりはなかったのです。でもこれ以上彼の素性を隠すと、つじつまが合わなくなり、話が進まなくなる。この波瀾万丈、破天荒な私の人生の記載が難しくなる。

そう、釜爺 (かまじい)は日本人ではありません・・・。国籍は伏せますが、白人です。私が留学経験もなく、英文科でさえないのに英語が堪能なのはその為です。

糟糠の夫シリーズは、全て英語で話されたものを、私が日本語に訳して記載したものです。彼は日本語は「読めます」が、「読まない」ので、ブログでは言いたい放題書いております。

私が大学4年の時に、文部省(現:文科省)の留学生として来日した彼と、留学生会館の談話室で会ったのが全ての始まりでした。

写真は今朝、自宅の庭で見つけたカブトムシ。昨日のリゾートホテルでは散々探して見つからなかったのに、「青い鳥」はこんな近くにいたのでした。
コメント (2)
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日本海の休日3 次回は都会に・・・

2008年07月22日 16時06分43秒 | 糟糠の夫:season1(過去の話など)
夫が朝食の席で、今度は「東京」に行こうという。へー、ごみごみした所が嫌いな軽トラ男が、大都会ねえ・・・。

私はリッツカールトンに泊まる六本木とか、帝国ホテルに泊まって銀座で買い物とか好き。(ヤな女だな・・・)
でも夫は、安いホテルにリュックサックで泊まって、秋葉原とか浅草に行きたいという。しかも、青春18キップで。・・・ついてけない。
こんなに価値観の違う夫と、果たして旅行に行けるのでしょうか。実現できたらご報告します。

写真は朝の海。天気は曇りで、焼けずに泳げるのでいいかもしれない。私はテニスで肌を焼くのは平気だけど、海で泳いだり日焼けするのはダメ。ずっと部屋にこもって読書や温泉を楽しんでいます。

今日は曇りのち雨の予報なのに、まだ降らない。実は私はすごい「晴れ女」。
知人に「雨女」がいて、砂漠の町ラスベガスに降雨をもたらしたという伝説がある。彼女の結婚式は雨だろうと、皆が身構えていたら、開始の数時間前に雨雲が集まってきて、やっぱり降ったそうだ。
少雨に悩む地域に慈善活動に行ったらいいと思うのだが・・・。

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釜爺(かまじい)、警察に行く

2008年07月15日 11時07分59秒 | 糟糠の夫:season1(過去の話など)
午前2時頃「近くで車が大破したような音がするので行ってくる」と起こされた。
現場は100メートルほど離れた住宅街の大通り交差点近く。大きな四駆が沿道に乗り上げ、街路樹をなぎ倒していた。「警察に電話!」というので110番したが、アメリカドラマの見過ぎであやうく911とかけそうになった。(ちょっと変だよ、アンタ)

釜爺(かまじい)はパソコンで作業中だったので、事故発生ちょうどにタイマーを入れ、警察に分単位で報告することができた。普段だらしないくせに、こういう時は用意周到だ。

明らかに酔っぱらい運転だった。
運転者は酩酊状態で、大通りを何度もふらふら行き来していた。到着した警察の質問に、一度は飲酒運転を認めたものの、警察がアルコール検出キット(って言うのかな)を持っておらず、後になって「酔ってません」と容疑を否定。しかし酔った頭で、20分くらい故障車のエンジンをかけようとして、また散らばった車のパーツを拾い集めていたらしい。

・・・と言うことで、今警察に証人に行っているのであります。迎えに来た家族の車が超高級車だったことにも腹が立って、飲酒運転は絶対に許せないんだって。
車を見る限り裕福そうだから、そういう人こそ社会の模範となるように努めなければならず、勧善懲悪の気分全開、罪人はしょっぴいてやりたいそうだ。徹夜なのに元気だな・・・。

写真は通勤途中に車内から撮ったから見えにくいが、木が倒されている。

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トドになった釜爺(かまじい)

2008年07月09日 09時48分15秒 | 糟糠の夫:season1(過去の話など)
水族館に行ったとき、寝そべっている巨大な「トド」を見た。「ソファにだったら、夫だわ!」と思うご婦人は多かろう。私も、夫がトドになってしまった一人である。

「贅沢過ぎるよ、インフレが来たらどうすんの」と帰宅早々怒られた。確かに最近いろいろ買っていたし、料理もしなかったので、キレられて当然です。春巻き以来、料理を作っていません。
でもねえ、釜爺 (かまじい)と違って、湯婆婆(ゆばーば)は人にも会うし、それなりの格好は必要なんですよ。毎日つなぎズボンで過ごすわけにはいかないんです。※写真は釜爺 (かまじい)の抜け殻。

私と夫はほとんど共通点がない。スポーツをしない。友人が少ない。繁華街が嫌い。おしゃれに興味がない。遠出も旅行も面倒くさがる。お金を使わない。・・・とまあ、私とは全く逆なんであります。

いつも家にいて、食べ物が常にある状態は確実に肥満を加速させる。残り物までもったいないと食べてしまう。
洋服をたくさん買う私をもったいないというが、90%の服は太って着れない彼の方こそもったいないと思う。
「子供も産んでないのに、こんなに太って!」と言ったら、本気で怒られた。

WiiFitも三日坊主だし、今年の目標はどう痩せさせるか、である。

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ジブリの世界なのかい2

2008年07月02日 06時48分54秒 | 糟糠の夫:season1(過去の話など)
これまでの「糟糠の夫」シリーズで、あたかも夫は無職のように書いてしまった。しかしこの辺りで夫の名誉の為にココで訂正しよう。夫は会社の在宅エンジニアである。

イメージとしては、私が湯婆婆(ゆばーば)で、彼が釜爺 (かまじい) である。
私は営業をし、スタッフを統括し、クレームの対応をし、クサレ神が来ないように見張る。
彼は、忙しい時は夜も寝ないで、ヤカンから水を飲みながら作業をする。仕事が立て込むと途端に機嫌が悪くなる。夜食に天丼を作ってあげたりする。

一緒に「千と千尋の神隠し」を何度も見て、お互いの役割分担を認識している。
いつもそっちの仕事の方が楽だと言っては、喧嘩になる。
湯婆婆(ゆばーば)と釜爺 (かまじい) 、どっちの仕事が大変なんでしょうかね。
釜爺 (かまじい) は肉体的に大変、湯婆婆(ゆばーば)は精神的に大変だと私は思います。(自分をかばっている)

「プリティウーマン」でリチャード・ギアが、
「僕の仕事は会社を解体して売ることだ」と言うと
「車をスクラップにして部品を売るような感じね」とジュリア・ロバーツが返す。
業務内容は、他の全く違う業種に例えることが出来る。

この方法だと、私の仕事内容は「ホカ弁屋さんの受付」によく似ている。買いに行く度「これは私の業務と全く同じだ!」と思う。

○注文を受けて、会計をする。出来上がり時間の確認をする。「お時間を頂きますが、よろしいですか?」など声がけ。
○スタッフさんに「シャケ弁いっちょう~」と叫ぶ。お客に番号札を渡す。
○出来上がった弁当をお客さんに手渡す。その間にも新しい注文をどんどん受ける。

どうです?私の仕事がよ~くわかったでしょう??

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食べ物にうるさい人は苦手なり

2008年07月01日 07時03分56秒 | 糟糠の夫:season1(過去の話など)
私は料理が苦手である、とは前に書いた。私の母は料理上手。だがその母つまり祖母は料理どころか家事全般ダメ。母親が料理ダメだから娘がする、結果料理上手になるからその娘はできない。悪しき隔世遺伝なのである。ただし、祖母と私は「商人」である。

そんなわけで、パートナーには食にうるさい人は問題外だった。国立大学の学食に耐えられるか、役所の食事が合うか、毎日ファーストフードでもOKか、冷凍食品を食べられるかがポイントになる。(すごい基準だな)
例えば、寿司はココ、ウナギだったらあそこ、天ぷらは絶対にあの店、というようなグルメは不合格。その点彼は贅沢に育てられていないから、合格だった。

以前、アジアの貧困地帯に行き、食うや食わずの生活をする人たちを見て、人生観が変わったこともある。食料の流通が偏った不幸な現実世界で、食べ物をうまい、まずいと批評することの、何と贅沢なことか。
舌の肥えてる年配者に「戦前生まれとは思えない」と呆れたこともある。

食べ物に無頓着な人とは、何を食べても構わない人だから、どんな所にでも行ける。ふらりと立ち寄った店がハズレでも、味うんぬんの会話にはならない。何しろ会話そのものが御馳走なので、食事の味なんてのは大して重要ではないのだ。

写真は、大絶賛してくれた、大して旨くない手作り春巻き。週の初めだから、頑張って作ったの。

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夫との出会いは逆ナンパ

2008年06月30日 06時58分30秒 | 糟糠の夫:season1(過去の話など)
夫とは学生時代に、談話室のようなところで初めて会った。

友達を待っていたのだが、彼女は30分位遅れてきた。待っている間ヒマなので、新聞を読んでいた「ものすごくステキな彼」に自分から声をかけたのである。内容は覚えていないが、とにかく会話が弾んだ。もし彼女が定刻に来ていたら、そのまま出会わずにいただろうと、何か運命を感じるのである。
その日は電話番号を交換して終わる。(携帯のない時代)

電話を待っていたが、来なかった。仕方がないのでこちらから電話した。向こうは電話をもらえるとは思ってもいなかったようで、ことの他喜んでくれた。両親が離婚していること、母親がガンにおかされていること(ガンと共存し今も健在)など話してくれた。今思えば気を引こうとしていたのかな。

・・・という訳で、二人の馴れ初めは私からの逆ナンパなのであります。

<今日のひとこと>
○リッチな男性は競争相手も多く、獲得が困難。向こうが選ぶ側だから、待っていても来ない。
○才能があり人柄がよい男性を、自分で選びとってリッチな人に育てよう。結婚は「育成ゲーム」のようなものである。

写真は卓上ランプ。写真立てには出会った頃の若い二人が。

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いもりん、極貧の夫と出会う

2008年06月26日 12時31分10秒 | 糟糠の夫:season1(過去の話など)
夫と出会ったときは、そりゃあ貧乏だった。お互い学生だったこともあるが、彼は奨学金の送金遅れで、8,000円しかなかった。夫の寮費はトイレとシャワーが共有で、ミニキッチンがついた8畳間で月額5,000円弱だった。国立大学所有の古い物件だ。
今もあるが、最近は冷蔵庫が共有なんだって。名前書いて入れておくのかな、子沢山の家族みたいに。(例えばプリンに「太郎」とか書く。他の兄弟に所有者を知らせるため)

バイト先から今日現金がもらえなかったら、明日の生活どうしよう、という毎日であった。彼の家庭は複雑なので、親には一切頼れない。父親が心配して5万円送ってきたらしいが、たぶん使ってないだろう。とにかく自分で何とかするしかないのである。付き合い始めの二人の最初の買物は、アクセサリー等ではなく、バザーで買った500円のコーヒーメーカーであった。これは今でも捨てずにとってある。

過去のビンボー体験は、その後引きずるものだ。
今でも夫と回転寿司に行くと、即座に皿の色を覚えて、高い皿は選ばせてくれない。だから一緒の場合は100円均一のところに行き、少々良い回転寿司には一人で行くようになった。そんな訳で今でも二人の行く先は、米国系のハンバーガー店、牛丼屋、高校生が多い超安いイタリア料理のファミレスと決まっている。※近くに、この3店舗が三角形になっている場所があるので。

○外食先と収入は関連する=マチガイ

写真は先日デパートのキッチン売場で買わされたもの。店員さんは熱心に私に使用説明をするが、「私は使わないので、夫に説明してね」と伝えた。

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100円ショップ、ホームセンター、量販店

2008年06月25日 07時08分16秒 | 糟糠の夫:season1(過去の話など)
上記が夫のお気に入りの店であり、軽トラでの外出先はこの3つに限られる。

100円ショップは、台所回りはじめ雑貨のほとんどをまかなっており、頻度はナンバーワンだ。店により品ぞろえが違うので、買う目的で店を選んで行く。極貧の頃はバブルだったので100円ショップはなく、あの頃あったらどんなに助かっただろう、と今思う。

ホームセンターでは、ベルトや靴を購入する。人と会わないので、何でもいいらしい。
ある時安っぽい作りのベルト(実際に安いのだが)に当たってしまい、金具が外れなくなった。彼は窮地に陥ると必ず私を頼ってくるのだが、この時は心底呆れてしまった。私は面倒臭くなって
「とりあえず小は出来るから、慌てることはないじゃない、後でね」とかわしたのだが、
「大とか小とかの問題じゃない」と怒られた。
この時は仕方なく、ベルトにハサミを入れて「自由の身に」なった。
使い捨てのベルトとは、なんと勿体ない。下着を毎日捨てるベッカムじゃないんだから。

彼の信条は「欲しがりません勝つまでは」と「ぜいたくは敵」・・・である。(古いな。若い世代は知らないでしょ)
私が「高くても良い物を長く使う」と提案したら
彼は「安いものを長く使う」と言う。
・・・勝てないのである。

写真は、カスミソウのなり損ねみたいな怪しい花だが、人参の花。

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妻は外車、夫は軽トラ

2008年06月21日 09時49分00秒 | 糟糠の夫:season1(過去の話など)
夫は無欲で贅沢を好まない人である。そしてお金を使わない。2万円渡した時も50日位減らないでいた。何に使ったと聞いたら「散髪と歯医者」と真顔で言う。
今の家に引っ越してすぐ、彼の10年乗った軽自動車を買い替えることになった。フロントガラスが割れ、修繕費用が割高だったからで、それがなければもっと乗ったかもしれない。

前述のカーディーラーは国産車も売ってくれる。電話をしたらすぐに来てくれた。家を見るなり、
「あの~、ポルシェやメルセデスなどいかがでしょうか」と彼女は言ってくれたし、私も好きな車に乗って欲しかったが、
彼は頑として「軽トラがいい!」と言ってきかない。
お金の問題ではなく、欲しくないものは買わないのである。・・・当り前か?

○車の値段は収入に比例する=マチガイ
○みんながみんな高級車に乗りたがる=マチガイ
○家から出ないので、ハッタリをかますような外車は要らない=それはある
・・・そんなわけで車の格差夫婦が誕生するのである

彼の車すごろくは、
原付バイク⇒3輪バイク(ピザ屋で使うみたいなの:別名とっつぁんバイク)⇒軽自動車 そして行き着いた究極のクルマが軽トラなのである。
  ・・・なんだか振り出しに戻った感があるぞ

通勤しないのであまり乗らないが、園芸関係の物(鶏糞:ケイフン)を運んだり、ご機嫌で使っている。1回の給油で2ヶ月くらい走る。

写真は昼ごろ撮った、彼の愛車を前から見たところ。カッコいいでしょ。右手は我が家の物置。

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