出来上がったメガネ。実用するには手でもって使うことになる。ハンドフリーにするためにツルをつけるほど、製作ライフはもう残っていない。そこでしばらく見たくもない失敗作を再び登場させることに。
心拍数が上がることを感じつつ、生み出されてしまった「ギターのようなもの」に向き合う。
ヘッド部分を見てみると、トラスロッドのカバーをつけていないのを気づく。
いまさらカバーを買うのも何なので、とりあえず蓋さえできればと探す。そこでうちの巨大インコが遊んでいたお菓子の空箱をもらって利用することに。
巨大インコには別の箱と交換してもらった。
下品な金キラキンが一層迫力を増す。
このレポート1回目に書いた通りこれはメガネ。ギター付きメガネと書いた。が、ギターにもならなかったので「ギターのようなもの付きメガネ」と訂正させていただく。
できたメガネを左手に持ち、やや大きめのアタッチメント(ギターのような)を取り付ける。
世界初、スタンドメガネ(ギターのようなもの付き)の完成である。両手フリーになる優れもの。そして販売。しかし万が一モノ好きが犠牲者とならないために、使える通貨はペリカのみとさせていただく(ちょい傷ありのためアウトレットの半額)。
むなしさと、苦笑いを抱えつつ、やっとこの作業から解放されたことに安どする次第である。思えばスタートの段階でこの結末は想像だにしなかった。いつの間にかいろんな妄想に取り付けれ、レスポールにフロイトローズを装着すればどうなるか?の中二病炸裂させてしまう。形と2ヴォリューム2トーンはレスポール仕様、スイッチは配線が面倒で下に付けた。とそんなことはどうでもいいこととなってしまった。こんなのに使った時間があれば、普通にギターの練…。
いやもういい。貴重な体験になったことは間違いない。コロナのせいでどこにも出かけられず、いろいろこじらせてしまったが、世界初のメガネ誕生はコロナのおかげともいえる。色んな選択肢を間違い続けると不思議な光景が広がる。皆さんも普段の自分を崖から突き落とし、普段やらない転がり方を試して、新しい世界を見てみてはいかがだろうか?(自己責任)。
長々とお付き合いいただいた方、深く感謝する次第である。次こそは本当に役立つものをレポートしたいと誓いつつ終わらせてもらう。
おしまい