<中国ブログ>中国サイコウ 元/上海駐在日本人が綴る日中経済の状況など

中国駐在時代の経験・知識をもとに、
最高(サイコウ)の日中関係の再構築を目指し、
日本と中国を再考(サイコウ)する

日中グリーンエキスポの真実(パート1)

2011-06-20 | 中国ビジネス
6月1~3日、北京で「日中グリーンエキスポ2011」が初めて開催されました。
このエキスポ、昨年6月に経団連会長(当時)だったキャノンの御手洗会長が中国側に提唱し、開催が実現したもの。
当時、筆者もこの記事をみて、「時機を得た素晴らしい提案だ」と感じたのを覚えています。
このイベント、日本側:経団連、中国側:中国国際貿易促進委員会が主催団体として、準備が進められました。
当日の状況は、日本の大手メディアにも取り上げられたので、日本でもニュースを目にした方が結構いるでしょうね。

以下、開催の状況などを詳報していきたいと思います。

まず外観の様子をパチリ。





開催前なので人影もまばらですが、外観は立派ですね。
キャノン、パナソニックと、経団連役員企業の広告が並んでいます。

中に入ってみると、向かって左側が日本、右側が中国、という構成。
分かりやすいと言えば、そのとおりだが、これでは交流にならないのでは・・・と思ったりしたのは筆者だけだろうか。

おまけに真ん中の仕切りの部分に、ひろーい商談スペースが設置してあるが、テーブルや椅子などは置いておらず、まさに「干上がった河川」といったイメージ。
うーん・・・ある意味、いまの日中関係を如実に表しているような・・・。

ま、余談はさておき、まずは日本側のゾーンへ。











ざっと見ただけでも、日本の大手企業がズラリ。
さすが経団連ですね。

ただ、筆者が疑問を抱かざるを得なかったのは、そもそもこのイベント、誰を対象にしているのか・・・?ということ。
消費者向けなのか、企業間取引なのか・・・まったく不明。


そして、さきほどの河?を渡って、中国側のスペースへ。





あれれ・・・自動車の展示以外に目立った企業ブースがない!?





そう、中国側は開発区のPRブースばかりだったんですね。


ビミョーな感覚を残しつつ、次回につづく。。。


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1 コメント

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Unknown (liliさん)
2011-06-21 23:02:28
このイベントについては、人民日報でも一面で取り上げられましたね。経済効果より政治的な狙いがあったと思います。参加される大手企業は商談より中国政府とのパイプづくりに期待しているかもしれません、中国の企業は政府との連動でコスメを度外視することも多いですね。
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