では、前回に引き続き、屋外展示の様子から。
言葉で説明するよりも、画像を見れば一目瞭然ですので・・・、
まあ、文字どおり、工事現場の再現といったところ。
建設用の重機だけで軽く100台以上は展示されていたでしょうね。
そんな中、やはり大きな存在感を示していたのは三一重工。
その面積と言い、規模と言い、ハンパ無いですから。。。
とりわけ驚いたのは、この展示棟。
コレ、同イベント期間である4日間のためだけに設置されたプレハブの建物。
っていうか、見るからにプレハブって感じじゃないですよね。
フツーに3階建てですし。。。
いやはや、広告宣伝費の固定観念を覆されます@@@
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もっとも、こうした取組み、三一だけかと言うと、決してそうではない。
例えば、徐工集団。
ココについては、筆者も同展示会を参観するまで知りませんでしたね。
展示規模から推測するに、同分野で相当な勢いを有している集団のようです。
で、実際の様子は・・・というと、
このように、三一と同じく専用の展示棟を設置。
これも4日間で取り壊すには惜しい造りです。。。
ホントにココまでする必要があるのだろうか・・・?
ちなみに、屋外では石川島播磨の合弁会社が出展。
コチラも合弁会社だから出展できたのかな・・・と推測。
それにしても、展示している建機、超巨大なものもズラリといった様相。
こんな展示物、年に何回も開催できるワケないですよね。
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もっとも、どの展示会もそうだが、最終日が終了すると、大半がゴミと化す。
特に中国では、このゴミの量がハンパないですね。
要は、ムダが多いということ。
終了直後ということで、関係者がブースで記念撮影をする光景も。
以前、日本でも勢いが良かった時代に見受けられたものです。。。
以上、長々とレポートしてきたが、これだけの規模の展示会に日本の大手建機メーカーが出展できなかったというのは、誠に大きな痛手と言わざるを得ない。
勿論、表向きは「出展見送り」という表現が使われているが、中国政府筋及び主催者側から出展取りやめに向けて圧力があったと推測しても間違いはないだろう。
日本の建機メーカーは、開発ラッシュに沸く中国市場を主戦場としてきた。
ここで利益を上げられなくなると、会社ひいては業界全体の業績ダウンに繋がることは言うまでもない。
日中関係の悪化という政治的な問題が、個々の企業活動に影響を及ぼしている端的な例のひとつと言えるだろう。
とりわけ大型の建機は、1台当たりの金額も大きくなる。
耐用年数も長いことから、販売の実績は即、長期のメンテナンス、さらには次回の受注にも跳ね返ってくる。
こうした状況下、同展示会が受注活動で果たす役割は小さくないはずだ。
中長期的に見て、今回の出展機会のロスが日系企業の業績に暗い影を落とすことがないことを祈るとともに、一刻も早い両国経済活動の正常化を望むばかりだ。
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