昨日、この間の八王子丘陵縦走の続きをやったのだが疲れた。
菅塩沼から稜線にでて籾山峠まで歩いただけだったが、これで八王子丘陵は阿左美の荒神山から籾山峠経由で唐沢山さらには太田市北部運動公園まで全部歩いたことになる。
山道で疲れたのではなく帰りの一般道を歩いたのがこたえた。
きょうは足腰が痛く動くのもうっとうしい。こんな時は映画に限る。 www
最近時代劇、特に藤沢周平作品に興味を持っている。
作品の舞台となる海坂藩(うなさかはん)の風景がいい。
最近歩いている安蘇の山の風景にも似ているのだが、だんだんこういった日本の原風景的な景色のよさがわかってきたようだ。
若い頃には北アルプスのごつごつした岩肌の風景だけに魅力を感じていたのだが、こういった日本の原風景的なものに魅力を感じてきたのは都合がいい。
いつでも行ける。朝、晴れているのを確認してでかければよいので雨に降られることもない。
1時間もかからずに行ける八王子丘陵でもこういった景色が満載だ。あの映画にはこういった景色がでてきたな~とか考えながら歩くのは楽しい。
そのためには土日ではなく人に会うことのないウイークデイがいい。
昨日も山のなかでは誰にも会うことがなかった。景色の独り占めだ。贅沢そのものだ。
映画「小川のほとり」にもどる。
解説には
『山桜』の篠原哲雄監督と東山紀之が再び手を組み、藤沢周平原作の短編小説を映画化した感動作。
藩命で妹の夫を討つよう命じられた兄が、社会的立場と肉親の情の板挟みで苦しむ様子をじっくりととらえる。
とある。藤沢周平の世界そのものだ。
山桜もこのあいだみたのだがそれにもましてよかった。
映画の中に出てきた出羽古道の「六十里越街道」(ろくじゅうりごえかいどう)を歩いてみたくなった。
月山・鳥海山を望みながら十王峠を越える。贅沢だなぁ~~~。
ネットでは
鶴岡から松根、十王峠、大網、田麦俣、湯殿山、大岫峠を越え、志津、本道寺、寒河江を通り山形に至る険しい山道で、山岳信仰が盛んだった室町・江戸時代には、湯殿山を目指し、東北・関東の各地から訪れる「道者」(参詣者)たちで賑わった“ゆどのみち”。
と説明している。
安いキャンプ場でも見つけていってみるかな。 w