冬山遭難について考える。

2016-03-16 14:48:58 | Weblog

昨年につづきまた阿弥陀岳南陵で遭難が起こってしまった。

信毎webによると
15日午後1時20分ごろ、八ケ岳連峰の阿弥陀(あみだ)岳(2805メートル)南稜の標高約2500メートル付近を3人で登っていた山梨県北杜市の山岳 ガイド成田賢二さん(34)から、「雪崩に巻き込まれた」と110番通報があった。同3時ごろ、長野県警ヘリコプターが3人を救助し、諏訪市と茅野市の病 院に搬送したが、兵庫県宝塚市のパート従業員酒井泰子(たいこ)さん(61)が全身を強く打ち、同4時すぎに死亡が確認された。
ほかに、東京都荒川区の無職梅村陽子さん(69)が肋骨(ろっこつ)や骨盤を折る大けが。成田さんも左足を強く打つけがをした。

阿弥陀岳南陵は夏道でも一般ルートではなく、かなり厳しいルートだ。
積雪期だから登りやすくはなってはいるだろうが、高齢なのに、こんな危険なコースをなぜとるのだろうか。
前々から思っているのだが、功名心みたいなものが災いを招いているように思えてしかたがない。
あるグループがあり、その中で自分が一番なんだ、一番になるんだというような危険な考えは危険きわまりない。
昔は経験を積んだ先輩なり師匠がおり、それに従った。
最近は師匠というよりは同好会のリーダー的な人が中心になっていることが多いのじゃないのかな。
そのリーダー的な存在になりたくて下見をする。
それにしたがって鼻高々にほかのグループ員を引率する。それが生き甲斐みたいな ><
遭難した人の年齢からみてそんな気がする。

凍り付いた雪の上につもった新雪の表層雪崩による遭難のようだが、雪崩の危険があるのはわかりきっていることだ。
ガイドさんが付いていてなぜ?? とどうしても思ってしまう。
2500m付近だという。地図から判断すると、ここからが細尾根のきつい登りになるところだ。
最初のところで雪崩に巻き込まれたことになる。


年をとったら楽しい登山にしてほしいヨ。
雪山がすばらしいのはわかっている。
でもね。危険を冒して死んじゃったらもともこもないよ。


   想像だけで書きました。間違っていたら、本当にごめんなさい。
   自分への戒めも込めて書いています。



         中央下部で遭難かな