CHIKU-CHANの神戸・岩国情報(散策とグルメ)

神戸・岩国の最新情報を中心に紹介していきます。歴史や時事について調べた結果を紹介。

三谷長三郎 胸像

2007年06月18日 05時36分04秒 | Weblog

神田明神裏の宮本公園に三谷長三郎の胸像があります。
以下説明書きより要約引用。
三谷長三郎は神田で古くから商売をしており屋号は
紀伊国屋である。その10代目当主である。
明治から大正、昭和にかけて銅、真鋳を商って
財をなした。
明治2年(1869)生まれ昭和7年(1932)12月25日没。
彼はその私財を投げ打って学校にピアノ、映写機から
プールにいたるまで多大な寄付を行い、さらには
鉄道をしたてて夏には由比ガ浜で臨海学校を催し、
冬には箱根において林間学校を催すなど、
教育事業にも力を注いだ。

またこの胸像は長崎の平和像の作者として有名な
彫刻家北村西望により昭和9年に建立された。
当初は神田明神の東北隅の大銀杏のそばにあったが
境内より昭和36年(1961)より現在の宮本公園に
移設された。

明治という時代には、このように財のある人が社会
貢献する風潮が強かったのだなと感じます。
三菱の創設者岩崎家、エリザベスサンダースホームの
沢田美喜さん(三菱財閥創始者岩崎弥太郎の孫)
など欧米の金持ちの心情を学んだ人たちも社会貢献で
後世にも語り継がれています。
社会貢献の空気が時代の中に流れていたというべき
でしょうか。
しかもほとんどその名を知られていない人が、
当たり前のように社会に財を還元するという行為が
行われていた。
現在の金持ちもこのような気持ちをもってもらいたい
ものである。

また金儲けのためには手段を選ばないとか商の倫理も
欠けてきているように思える。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 神田大明神 | トップ | 小唄塚・小唄作詞塚 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事