本日は2019年12月8日に訪問した明石市の朝顔光明寺を紹介します。
朝顔光明寺の基本情報
住所:兵庫県明石市鍛治屋町4-6
問い合わせ先(明石市観光協会) 078-918-5080
宗派:浄土真宗大谷派 山号:月池山 御本尊:阿弥陀如来
創建時代には諸説がある。浄法法師が文明元年(1469)か長享元年(1487)に創建
した説と慶長15年(1610)に開山した説の2つ。
現在地に移されたのは元和5年(1619)小笠原忠真が城下町を整備した時に間嶋氏の
居城の福中城(神戸市西区平野町)内にあった「光明寺曲輪」から移設されました。
藩政時代には明石城東入口である京口門が置かれていた場所でもある。
上の2枚の写真は朝顔光明寺の道路から観た外観と本堂
昭和45年(1970)に鉄筋の本堂となった。
本堂内陣の格子天井には、宝暦5年(1755)明石生まれの狩野派の画家岡田東虎の
金粉を散らした板に極彩色の四季の草花が描かれた絵があるそうです。
上の写真は月見の池
この寺で何といっても一番の見所は、源氏物語の主人公である光源氏が
「秋風に 波やこすらむ 夜もすがら あかしの浦の 月のあさがほ」と
詠んだと伝えられる月見の池が門に入ってすぐ左手にある。
これが朝顔光明寺と呼ばれる所以である。
上記の歌は源氏物語には出てこない。しかし「堀川院御時百首和歌」に
「浦風に浪やうつらむよもすがら思ひあかしの朝顔の寺」とありこれらにより
朝顔光明寺という通称が使用されるようになったと思われます。
朝顔光明寺の墓地には横山蜃楼(俳人で「漁火」の主宰者)の墓がある。