神楽坂の、狭い路地を入り込んだところにある居酒屋を日曜日だけ借り切ったフリーマーケット。
セーターやスカート、コートから手袋やスカーフ、バック、アクセサリーなどが所狭しと並べられていました。
セーターの中に一点、クシャクシャにたたまれたシワだらけのブラウスに私の手が伸びて。
まぎれもないシルク。深い白濁した生成り色にしっとりとした質感。
すかさず、お店の女性が、「お客さん、目が高いわ!!普通はこんなシワだらけのモノには目が止まらないものなのに、ね」と、私をジロジロ。
(以下の写真は、家に帰り、シワシワのままハンガーにかけて写したものです)
「それ、新品なのです。フェラガモなんです。アイロンもかけなくて、ごめんなさい」と。
値札は76000円。フェラガモならそれくらいするかもとつぶやく私。セールでさらに21000円とある。ここまでなら、もちろん買うに至らない。
無言のままいると、女性が「1000円でいいですよ!!それに目を付けたお客さんのセンス、すごいから」と。
サイズが38なので誰にでも合わない。シワシワのブラウスを試着すると、私にぴったり。今より体重が2キロ増えても、アームホールが2センチ太くてもこれは着られないなと納得。試着の感じは悪くない。(私は普通38~40サイズ)。
さすがフェラガモ。
一本のダーツもとることなく体にフイットする立体裁断。カフスにはフェラガモの金ボタン。
(カフスの金ボタンは外して使うことになると思う)
うしろはくるみボタン、さらにうしろの丈がトレーンをひくように前丈よりかなり長くとられているなど心にくさがたっぷり。シンプルな中にさりげなくエレガントさが加わる。
そしてなによりも勝る上質のシルクの質感と肌に吸いつき呼吸していることのシルク素材の重厚な快感。
手持ちの黒のジャケットの下に合わせれば完璧なフォーマルにも通用し、「買ってよかった!!」と大満足の私。
犬も歩けばなんとやら……。ダンシャリアンになった私に予期せぬモノとの遭遇、それもよしかな。
(しかし、この数日も、あちこち部屋の中をさがして捨てまくっているのも事実です。)
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ラッキーでしたね。
ほんと、ラッキーでした。
アイロンをかけたらよい感じに。
ジーンズの上に気軽にカジュアルに着たい!!