数日前、還暦+1歳の誕生日を迎えました。
病弱だった私が、この齢まで生かされたことへの感謝。
この数年間、どちらかというと閉じて生きることを旨として過ごしました。
そしてその暗闇の箱がぽっかりと割れて明るい光が急に射してきたようなこの数日。
私は暦が還って0歳から新たな1歳を迎えました。
閉じて来たがゆえに、誰にも誕生日を告げず、ゆえにその日も何事も無く過ぎて行くものだと信じていました。それもまたよしと……。
ところが、数日前からメールが届き始め、ずっとご無沙汰していた旧知の方からお祝いのメッセージをたくさんいただきました。中にはカードやメッセージの他にコンサートのチケットや宅配でお祝いを送って下さった方もいて、それを開封もせず、訝しげに眺めている醒めた私がいました。
何なんだろう?この現象は……なぜこの人たちは私の誕生日を知っているのかしら?と、静かに淡々とそれらを見つめ続けました。
究極は、高校時代の一番の仲好しだった故郷のキョウコちゃんから数年越しの突然の電話。「まあ!!!お元気だった?」と声を出すと、「今日、お誕生日でしょう!!おめでとう!!」と。
もうびっくり。宅配の受け取りやそれやこれやで、午前中をあわただしく過ごし、外出の予定が遅れてしまうほどでした。
その後もドラマチックなことが続き、私が興味を持っていた講演会のチケットのプレゼントを受けたりで、いよいよ私の覚醒のときが来たのかと……(ちょっと大げさ?)思うほど不思議なことが次々と起こり続けました。
まだお礼のお返事を書けていない方も数人。気持ちが落ち着くまでもう少しお待ちください。
皆さま、本当にありがとうございます!!
きっときっと、これからの私の進むべき役割が明確になったのだと思います。
何かが変わったわけではなく、変わったことがあるとしたら、私の思いや気持ちが、機が熟して勝手に動き始めたといった感じ。ひとつ脱皮した新しい自分がそこに立っています。
ス~ッと、まるで地上から円盤が垂直に浮上して飛び立つように、新しい世界が拓けてきました。
楽しみな日々が始まりました。
がんばらない、競わない、そして自然体で、その中からより私らしく生きていける術が授けられたような不思議な数日が過ぎました。
「泥中にあれば花咲く蓮華かな」……泥田の中を歩くことを避けたり恐れたりしないで、一歩前へ。
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