渓流で逢いましょう 
フライフィッシングつれづれ日記
 



2002年のフライフィッシングフェスタに3Fのブースにランディングネットを展示してもらったことは一生の思い出になりました
幾本かを買っていただき、幾本かのオーダーを頂きました

その中でもとある方から2本のオーダーをもらい
それを納品し、気に入っていただけたというメールの中にもう一本オーダーを頂きました

『誰も持っていないバンブーグリップのランディングネットを作ってほしい』

納期の期限は1年

正直僕はバンブーグリップのランディングネットがあまり好みではなく
(理由はなにか人工的だから)
手がけたことは無かったのです、、
またオーダーの『誰も持っていない』がなんともならず
結局一年はあっという間に過ぎてしまい
納品することは出来ませんでした・・。

このことはずっと胸に残っていて、何かの時にはと心がけていたのですが・・
その後、別な方よりまたバンブーグリップのオーダーをもらい、なにか特徴をと考えて手がけたのが こちら

初代は黒檀の部位が一箇所だったんですね

たしか、飛行機に乗っているときにふと思いついたような
メモ

でも、僕の知る限り(インターネット上)、当時は積層の竹と異材のコンビネーションのグリップはなかったと思います。

その後、また同じモデルのオーダーをもらった時に、現在の形
積層の竹を黒檀ではさむ事、挟んだ黒檀の色調をフレームにも反映する、現在の形になりました。
別バージョンでカリンで挟んだ赤系もあります

今日のトップ画像のランディングネットは
その中でも最高の出来だと僕が思うもので
東京都台東区根岸にある フライショップ沢 のオーナー沢さんが所有しているものです


このフレームに付いている網は2重網で、当時網を編んでいただいていたチェプカさん製作
グリップとフレームの色調を取り入れて違う色、でも離れすぎていない色2色で編み上げてもらいました。
この網を実際に手に取って見たときの感動はカナリ衝撃的なものでした・・・

完成時の記事コチラ

イチイ年輪とは両極端のタイプだと思うのですが
この一本は僕の中でも完璧と言い切れる特別な思い出の一本ですね。




そうそう!!
明日、北海道に帰ります!!!
寒いみたいですね(^^;








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