無知の涙

おじさんの独り言

限りなく鼠

2008年10月12日 | 思い出

タイトルからして、

鼠先輩に関する話のようなニュアンスでいて、
アンニュイなアイツって感じですが、

そこは残念、先日の振り込め詐欺に続く話でし。

でし?です
(夜勤でモーレツ眠い)

騙す側と、騙される側、
これはもう誰がなんつっても、騙す側が悪い

もうね、ホント死んでくださいレベル。

でも、騙す奴はいなくならない。

人間の世界は不思議なもので、
ある種の法則により、

必ずそういう奴が何%かの割合で、
絶対に発生するのだ。

だから不良はいつの時代にもいるし、
イジメは絶対になくならないし、
ダマす奴も必ず存在するのである。

そんで僕はどっちかと言えば、
ダマされる側。

生まれたての小鹿くらいに純情な感情はカラ回りなので、
ホントに社会に出てからは何度もそういう悪の手に捕まりそうになりました。

最初の悪の手は、
18歳のときでした。

東京モーターショーの警備をやるコトになり、
わざわざ千葉くんだりまで足を運び続けた日々。

このモーターショーの警備については、
いろいろ面白いコトがあったので、
いずれ機会があれば記事にしようと思ってます。

男女合わせて20名くらいのメンバーがいたのですが、
イベントという特殊な環境だったせいか、
男女問わずけっこうみんな仲良しになって、
毎晩 海浜幕張駅前の居酒屋でドンチャン騒ぎしてました。
大学生が多かったので、そんなノリです。

で、そのメンバーの中で3つ年上の男性の方と、
特に親しくなったのです。

何故かその人は自分のことを
リチャードと呼ばせたがる人でした。

なんでリチャードなのかは全っ然わかりません。
モロ日本人で、リチャード的な要素は一つも無いし。

でも仕方ないので、リチャードと呼んでましたよ。
これはもう悶絶級に恥ずかしかった。

仕事中とかに、リチャードと呼ぶんですよ?
「さん」とか付けられると恥ずかしいらしく、怒るし。

「あっ、リチャード、隊長が呼んでますよ」
英語の授業か。

これだけだと、リチャードって
けっこうイタイ人物
に思われそうですが、そんなコトはなく、

面白いし、面倒見いいし、性格いいし、
で僕はけっこう慕ってました。
ホント、リチャードって呼ばせたがりさえしなければ
かなり理想の先輩だったのです。

話が逸れましたが、
バイトが終わりかけた頃にリチャードから言われました。
いい仕事があるんだけど、一緒にやらない?と。

とうぜん僕はその仕事内容について聞きました。

でもリチャードは説明してくれません。
その代わりにこう言いました。

「今度、その仕事の説明会があるから、
 参加してくれないか?」
と。

もうその時点で、
僕の直感がかなりウサンクサイ警報を出してました。

でも慕ってた先輩だし、
ムゲに断るわけにもいかないので、
とりあえず話しだけは聞いてみることに。

それから何日か経った夜、
僕はリチャードの車で千葉にある松戸というトコに連れてかれました。

けっこうな距離です。
時間も遅かったし、やっぱ断れば良かったと後悔しました。

で、なんか一軒屋に到着して、
家の中に入りました。

つづく

 


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