昨日は所長の命令で、紙を買いに某文具店へ。
紙と言っても、トイレットペーパーとかではありません。
色付きの画用紙。
所長はここの文具店が大好き。
なにかっちゃあ、ここの文具店の名前が出てきます。
この文具店にお使いに行かされた犠牲者は数知れず・・・。
なんでも揃うから好きみたい。
もしかしたら醤油だって売ってると思ってるかもしれん。
なんかんだパチンコで、文具店に着いたのが19時。
一日はアッという間だね。
お使いを頼まれて、そのまま遊びに行ってしまう子供か。
紙売り場。
懐かしい。
なぜ懐かしいのかと言うと、
僕はこの文具店の紙売り場でバイトしてたのです!
ドキドキしながら行ってみたら、
売り場がなくなってました。
別館にあったのに。
あれー。
どうしよう。
そこの店員さんに聞いてみると、
本館の6階にあります、とのこと。
行ってみると、かなり狭いスペースに、
申し訳なさそうに売られてました。
僕が働いていたのが19歳のときだから、
もう13年前ですか。
その時は別館まるまる紙売り場で、
更に別館の1Fにもありました。
それこそ紙なら無いものは無いくらいの、
ありとあらゆる紙が売られていたのです。
やはり不景気なのですかね。
わざわざこの文具店に紙を買いに来るのは、
うちの所長くらいなのでしょか。
まぁ、僕もこの売り場は嫌いだったし、
別にいいんだけどね。
その前は期間限定のカレンダー売り場にいました。
いや、それはもう華やかでした。
もうフロア中にお客さんがひしめいて、
テレビの取材やら何やらで、
もう大忙し。
楽しかったですねー。
年上のお姉さん達に囲まれて、
かなり調子に乗ってましたねー。
意味も無く最後まで残業に付き合ってましたねー。
飲みに連れてってもらう為に。
そんな感じだったので、
3ヶ月くらいだったのですが、
アッという間に過ぎ去ってしまいました。
もともとカレンダー期間だけの契約だったので、
終わったらヤメようと思ってましたが、
取り締まり役の方から直々に残って欲しいと言われ、
思わずOKしてしまいした。
その前のバイトで知り合った人の紹介で入ったので、
その人の顔に泥を塗るようなマネはできないと。
やはり紹介で働くとヤメ時がメンドくさいすね。
そんで新たな配属先が、紙売り場。
ええっ・・・。
ヤダ。
けっこう紙売り場は他の社員からも敬遠されてた様子。
そりゃそうです。
大変だもん。
何が大変かというと、
①紙の種類なんて、そんな覚えられん。
②取扱い注意過ぎ。
③紙の裁断なんてメンドくせーよ。
④紙って重い
⑤売り場の社員が暗い
などなど。
とにかく紙の種類って、アホかと思うくらい多い。
それに色とか、厚さとか。
ヤギに食わせちまえ!
それに僕はとことん手先が不器用。
細かい作業とか出来ない。
針に糸を通そうとして、鼻血だしたくらい不器用。
そんな僕が、すごい高価な紙1枚を、
そっと取り出して、決してシワを付けずに移動なんて、絶対に無理!
実際に無理でした。
あれねー、すごいコツがいるんですよ。
ここには書かないけど。
そのうえ、お客さんの言った寸法に合わせて、
こっちが紙を裁断してあげなくちゃいけない。
自分で切れよッ!!
と何度も言いそうになりました。
更に売り場の社員の人が、
なんか暗い。
しかもエライ細かい30代の男がいて、
コイツが嫌なヤローでした。
紙の種類とか全部覚えてる。
気持ちわりー。
ある日そいつに「○○の紙を150枚持ってきてくれ、」
と言われて、持ってきましたよ。
「147・・・148・・・149・・・1枚たりない!!」
なんかそんな幽霊いたな、と思いました。
アホくさくて1ヶ月でヤメました。
そして13年の月日が経ち、
僕は客として紙を買いに来ています。
色つきの画用紙49枚買ったら、