無知の涙

おじさんの独り言

アルバイト「コンビニ奮闘記②」

2008年12月15日 | アルバイト奮闘記

周りの連中との確執はあったけど、
それとは別に仕事はオモシロかったですね。


裏で雑誌読んでる奴らに、
「裏にいていいから、お客さんが来たら接客して下さい」
と頼んで、ひたすら僕は品だししてましたね。

並び始めるとスッ飛んで接客に行きましたけど。
やっぱりお客さんを待たせるのが一番ダメ。


けっこう商品を並べるのが楽しくて、
夢中でやってたなぁ。


自分なりのコダワリと言うか、
センスと言うか、
やっぱり買うのはお客さんですからね。
お役さんに選んでもらいやすい形
いろいろと考えて、試行錯誤してました。


雑誌にしても、弁当にしても、パンにしても、
紙パックの飲料にしても、なんにしても。


あと、そこのコンビニは
唐揚げやら、なんとか串とか、
そういう惣菜を売ってました。


基本すべて冷凍のものを揚げるだけですが、
唐揚げだけは凝ってました。


弁当と一緒に生の鶏肉が入荷され、
専用の粉を水で溶かした衣を着けて揚げる。

ただこれだけですが、
なかなか難しい。


水の配分、とろみのつけ方、
揚げる温度、取り出すタイミング。

どれを間違っても、微妙な感じになってしまいます。


それまで出していたシロモノがあまりにヒドかったので、
かなり研究しましたね、マニュアルもなかったし。


幸い、お好み焼き屋でだいぶ料理を作ることに関しては、
厳しい指導を受けたので、感覚だけはなんとなく解りました。
揚げ物なんか作ったことなかったけど。

味見もしましたよ、かなり。

「んー、なんか唐揚げの売り上げが合わないな」
と店長は首をひねってましたが。


その甲斐あって、自分で言うのもアレですが、
朝のうちには完売するようになりまして。
いやいや、ありがたいコトでした。


駅に全く近くないコンビニで、
朝の客は工事現場の職人さんばかりでした。
やはり腹にたまるモノじゃないとダメだろうな、
と思っていたので、衣を多くつけるようにしたのです。
特殊な衣だったので、それ自体にしっかり味が付いてるのです。

あまり付け過ぎても朝から重いだろうし、
そこらへんの加減はだいぶ苦労しました。

あとは揚げる加減ですね。
揚げすぎても衣と肉がパサパサしてしまうし、
鶏肉がジューシーに食べられる時点
見極めるのにけっこう時間かかりました。


そんなこんなで3ヶ月ほど経ったくらいに、
嬉しい発見がありました。


店にあるパソコンで、店の売り上げというのがチェックできるのです。
日ごと、週ごと、月ごと、年ごと、と。


これが徐々にだけど、確実に上がってきてるのです。

そんなの僕の仕事っぷりと全然関係ないのでしょうが、
やっぱり嬉しかったですね。

仮に上がった売り上げの1%でも僕が貢献できていたのだとしたら、
それはその時の店長のおかげだったと思います。

適度に放任主義。

けっこう任せてくれていたので。
細かいことネチネチ言わないし、
そういう物の並べ方や、料理の作り方でも、
黙って見守ってくれていたように感じます。
興味がなかったダケかもしれませんが・・・。


っつーか、その放任主義が
働かないバイトを作る元凶だったとも思うし、
それそれで直すべき部分ですが。


そんなこんなで半年が過ぎようとしていた頃、
更なる変化がありました。


つづく


 


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4 コメント

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Unknown (うっさ)
2009-06-28 14:41:20
パチンカーさんが揚げた唐揚げ美味しそぅヽだなぁ(゜▽、゜)ノ努力家ですねーっ
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嬉しいです (ヘタレパチンカー)
2009-06-28 15:01:29
うささん

色々コメント頂き、なんか恐縮です。
え?ドッキリじゃないか?
と思いつつ、キョロキョロしてます。

唐揚げは頑張りました。
売り上げが上がった時はホントに嬉しかったです。
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Unknown (うさ)
2009-06-28 15:26:47
冬ソナ ゆうこりんで検索したらパチンカーさんのブログに辿り着きました(=^▽^=)一昨日位から何度か笑い死にながら読んでます(´∀`) ブログ頑張って下さい☆
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ありがとうございます (ヘタレパチンカー)
2009-06-28 15:56:16
うささん

有難うございます。
そんなに暖かい言葉をかけられると、
涙腺が緩みます。オッサンだから。

泣いたところで、ドッキリ?(もうええて)

最近は読みやすいように心がけてますが、
とにかく昔の記事は読みにくいので、
目が痛くなったらごめんなさいね。
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