無知の涙

おじさんの独り言

嵐の中で輝いて

2010年09月23日 | 軽井沢メモリー
そんなこんなで
軽井沢で一泊。


タバコ切らすわ、
携帯の電池切れるわ、
とにかく暇。

19時~24時までブッ通しでテレビを見てしまった。

正月か。


そして、夜から雨。
けっこう強い。


その雨は朝になっても降り続く。しかも段々とひどくなってゆく。

とりあえず朝一で所長と相談して、別荘の方の作業は中止。

こんな雨だと土が流れて締まらないので、作業にならない。

はいはい残念でした。
こんな何もないところで一日カンヅメなんて大変ですね。

僕は帰りますよ、と。

所長「お前はちょっと山に来い」

えっ

て、あれ?
所長、軽井沢にいるの?


じゃあなんで僕は残されたんだ。


腑に落ちないまま、ずぶ濡れの作業服に着替えて、車で山に向かう。

車のラジオから、
「竜巻注意報」の知らせ。

竜巻て・・・

何故いつもこんなに悪天候なのか。天災は天災を呼ぶのか。

そうして山に到着。
寒っ。

気温は20℃前後。
前日比-12℃。


ずぶ濡れで山を登ってゆく。

やはり風が強い。


山の頂上付近の花畑に、
所長の姿が。

僕「こんな雨の中で何してんですか。」


所長「いいか、この花の枯れた実を取るんだ。この中に種がいっぱい入ってるんだよ」


いや、竜巻注意報の中、
お花と戯れてる場合ではないかと。


そのとき、
カッ!
と視界がフラッシュし、その直後に、
パキパキ・・・
という裂けるような音と共に、ドォーォン!!という轟音が山に響き渡る。


近くに落ちただろコレ。

所長「木に近づくなよ!」

所長、そのま後ろにそびえ立っているのは何ですか。

山の中で木に近づかないわけにいかないだろ。


少しの間そうして花の種を取っていたが、確実に真上くらいに雷雲がいる様子。

あまり頭上でゴロゴロ鳴ってるのは気持ち良いものではない。


さすがの所長も危険と思ったのか、ここで作業終了。

また来週来ます。

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