無知の涙

おじさんの独り言

龍が如く5 途中経過

2013年01月04日 | ゲーム

今日から仕事初めでございます。本当は6日まで休みなのだが、そんなに休んだらヤバいよ。6日のサザエさんのエンディングで精神が崩壊するよ。

正月休みは出掛ける以外の時間はほとんど龍が如く5に費やしておりました。買ってからバタバタしていて、ほとんどプレイしてなかったので、ここで一気に進めてやろうと。

 

そして今回の5はかなり面白い。3、4とかなりマンネリした感じで、ほとんど義務的にプレイしていましたが、今回の5は1をプレイした時の興奮とドキドキ感が甦っております。

その要因として、今回初の試みとなるアナザードラマの存在が大きい。章ごとにプレイヤーが変わるのは4と同じだが、今回はそのキャラ別にアナザードラマと呼ばれる、本編とは無関係のドラマが発生する。

1章の桐生はタクシードライバーとしてのドラマ、2章の冴島はマタギ。まだ3章なので他は分からないけど、このアナザードラマがすごく新鮮で面白い。

タクシードライバーはそのまま文字通りタクシードライバーとなり、お客さんを制限時間内に目的地まで送り届けたり、無茶な走りで一般人に迷惑を掛けている走り屋と勝負したり。走り屋との勝負は単なるレースゲームでそれほど新鮮味はないが、乗客を目的地まで安全運転且つ制限時間内に送り届けるのはなかなか難しくて面白かった。一時停止、進路変更合図、急発進、急ブレーキ、それらを無視すると客の心象が下がったり、突然の飛び出しへの対応、また客から話しかけられた時の対応、それらも大きく関わってくる。他にも客との会話だけのミッションもあるが、すべてこのドライバーミッションだけにして欲しかった。

そして冴島編のアナザードラマであるマタギ。とあるキッカケで北海道の山奥にあるマタギの集落で一時的に暮らすことになった冴島が、自分の食い扶持を稼ぐ為にマタギとなる話なのだが、これが素晴らしいデキ。罠猟、銃猟どちらでも良いのだが、それらを使って鹿やキツネ、ウサギなどを狩るのである。もちろん時には熊も出現する。操作的には「龍が如くOF THE END」的な感じなのだが、冬の雪山ということで常に吹雪いている極寒の状況である為、モタモタしてるとアッという間に寒さで体力がなくなってしまう。そして鹿や熊は頭を打ちぬいて即死させないと、反撃を食らう恐れがあるので、そんな吹雪の中で動く動物の頭を狙い打たなければならない。あと気づかぬうちに熊が接近していた時のビビりがハンパない。死んでしまうとそれまで必死に獲得した獲物が全てゼロになってしまうので、絶対に死ねないという気になる。ゲームでここまで緊張感を出すのはすごいと思う。

たかがゲームとは言え、ウサギやキツネなどの小動物を殺したり、鹿の頭を銃でブチ抜くのは抵抗あったが、普段自分が生きている中で食べている動物の肉も同じである。自分の手を汚していないだけ。そういったキレイごとを言っていては生きていけないマタギの世界。その中でも、生きるために殺す、それ以外の殺しはただの殺戮という厳粛なルールがあり、なかなか身の引き締まる思いでした。

そして今回初のプレイヤーキャラとなった遥。これがまたこれまでの龍が如くにはなかったテイストを叩きだしていて、すごく面白い。彼女が女格闘家となり、街のヤクザ共をギッタンギッタンにしていく、というのはモチロン嘘で、駆け出しのアイドルがトップアイドルを目指すというストーリー。彼女の場合は喧嘩ではなくダンスバトルが繰り広げられる。

ミッション内容もアイドルとして登りつめるそれで、握手会やらテレビ出演やら。成功すると徐々にファンが増え、事務所も大きくなってゆくので、きちんと手ごたえを感じられて良い。

他にも今まで通りサブシナリオも発生するし、けっこうボリューム的には文句なし。これは買いだと思います。