少し前に福島の原発がメルトダウンしていたという東電の発表があったわけですが、まぁ「何をいまさら」とほとんどの人が感じてる事でしょう。
海外のニュースではとっくに図解付きでメルトダウンしている事が発覚していた。
あの爆発と言い、海に垂れ流された、冷却に使った水に含まれた放射性物質の量と言い、メルトダウンしてないワケがない。
NHKだって、メルトダウンという言葉は使ってなかったが、損傷という表現はしていた。
燃料棒が損傷、と。
損傷って、つまりメルトダウンですよね。
ただメルトダウンという言葉が不謹慎と捉えられなくもない状況だったので、メルトダウンという表現は控えてたのでしょう。東電も政府も認めてなかったし。
いや、東電ばかりの責任でもない、と言いたいが、だんだん明るみになってくる真実を見ていると、だいぶヒドイ。やはりこれは東電の責任は重大だと思う。何がレベル5だ。頭おかしいのではないか?
どれだけパニックになろうと、隠すべきではなかったのだ。
各地の被害状況を見ていれば、余計にそう思う。
この事態を持ってしても騒がず動じず逃げようともしない日本人に対して、平和ボケという評価をする海外の方もいるようですが。
いやいや、逃げ場なんてないから。
広大な土地であれば東へ西へと逃げれば、そうした脅威から遠ざかる事が出来るかもしれない。
だが、この島国においては、何処に逃げても同じだと思う。少なからず影響は免れない。海から食物から。
例え九州に逃げたところで生活してゆける保証もない。地方の求人率を考えれば当たり前である。
行ったところで、結局は職を求めて帰京するのがオチなのではないか。
郷土愛と言えば聞こえは良いが、結局のところ逃げ場がないだけです。家族もこっちにいるわけだし。