無知の涙

おじさんの独り言

17000円のサイフ

2011年04月09日 | 日常

財布が真っ二つに裂けはじめたので、新しい財布を買うことに。


やはり安物は、それなり。
百均で買ったパンツとかも有り得ない形で崩壊してゆくし。


この世はとかく等価交換。


ちゃんとした財布を買うべく、渋谷の高島屋に行ってみる。

男物の売り場が全然ない。2店舗しかない。その片方の店の片隅に、申し訳程度に財布が並べられている。

値段が見えない。いや、見えないんじゃない、見せないのだ。

店員さんに値段を聞いてみる。

「17000円です」

い、い、17000円・・

ほとんどPSPが1台買える値段。

このペラッペラの革製品と、あのPSPがほぼ同じ値段。恐るべきべし!


でも普段パチンコで平気で20000円負けたりしてるんだから、何も財布が理不尽なまでに高いワケでもない。

そんな事を考えていると、頭がクラクラし始めたので、とにかく買ってしまうことに。

パチンコ打ってない分、こういう所に金を使いたい。

そして厳かな包装紙を巻かれた17000円の財布を受け取る。

うひょひょ。なんかソワソワする。幼い頃の悪いことをしている時の感覚に似てる。


家に帰って、新旧交代の儀式を行うことに。まぁ単に中身を入れ替えるだけだけど。

うむ。さすがに17000円の革製品だけあって、手触りが合成ビニールとは全然違う。

財布の内面に英語でなんか書いてある。

GENUINE

げにゅいん?じぇにゅいん?

ハンドなんとかジャパン


こういう英語の掘りがあるだけで、なんか高級な感じがする。


そうして儀式も佳境へ。最後に小銭を移す。


あ、あれ?チャックが見当たらない。ん?外に着いてるタイプ?いや、ないな。

まさか!?小銭スペースない感じのやつ?

うわ。ほんとに無いっぽい。つーか無ぇよ。ほんとに。


嘘でしょッ!?17000円もする財布に小銭スペースないとかあるの?

別売り?それはまたの機会に、みたいなアレ?

財布に小銭スペースが無い生活なんて考えられない。生まれてからこっち財布と小銭スペースは一心同体で生きてきてるわけ。

なんだ、このさき僕は駅の売店で缶チューハイ買ってるオッサンみたいに、ポケットからゴソゴソと小銭を出さないとならないわけ?ちょっ、ズボンの毛玉も入ってんじゃねーか、みたいな店員の冷たい視線に晒されながら?


完全にカード入れまくったけど、返品て出来るんですかね?