無知の涙

おじさんの独り言

最近の音楽て

2010年05月05日 | テレビや映画
なんか面白い番組やってないのかー、とチャンネルを回していると、教育テレビで野村のヨッちゃんが、ますだおかだの増田を相手にギターを教えてる。


僕の世代くらいだと野村のヨッちゃんと言えば、まず「たのきんトリオ」を思い浮かべる。

たのきんトリオとは、
田原俊彦
近藤雅彦
野村義男
で結成されたジャニーズのユニットである。


バラエティー番組に出演していたので、当時の子供たちには人気があった。

その後、トシちゃん、マッチ、
とピンで売れ始めたのだが、
ヨッちゃんだけは消えてしまった。

ご本人が聞いたら気を悪くされるかも知れないが、当時のたのきんトリオの人気は、マッチとトシちゃんでほぼ二分化されていたので、ヨッちゃんが消えたことについて誰もさほど気に留めなかった。

僕が再びヨッちゃんの名前を聞いたのは、バンドを始めた頃だった。

なんとギターを弾いてるというのだ。

いや、ギターくらい誰でも弾くだろ、とその時は一笑に付したが、何かでヨッちゃんのプレイを見た時は、あまりの上手さに絶句してしまった。


そんなヨッちゃんが番組内で嘆いていた。

最近はギターソロが大人し過ぎると。

あー確かに同感。

ギターだけでなく、全体的に大人しい。

まぁ最近の売れている音楽、よくテレビなどで見かける音楽は、いわゆるポップスであり、ロックではないのだから仕方ないのかも知れない。だからギターソロなんかあるわけない。

音楽がソフィスティケートされ過ぎている気もする。


基本、バンド音楽しか興味ないから批判できるほど最近の音楽は聞いてないけど。

ここ何年かバンドいうと、アジカンかUVERWORLDしか聴いてないし。

いまインディーズで勢いのあるバンドとかいるのだろうか。

もうインディーズコーナーでCDを買いあさる気力はないけど。

ヨッちゃんは言う。
ギターはソロでガンガン前に出ろ、と。ジミヘンのようにギターを後頭部で弾いてもいいし、火をつけて燃やすのも良い、と。

その通りだ、と僕は思う。
理性的に見れば後頭部でギターなんか弾いても雑になるだけでメリットなんかカケラもない。ギターを燃やすのは単純にもったいない。

ただ音楽というのは自己表現の一つの手段である。そこに表現したいことがあるなら、なんだって良いと思う。

彼らにギターを燃やすな、と言っても無駄なんだから。

だから彼らは音楽をやっているのである。

ギターを燃やすな!と言われ、はい分かりました、と言えるなら、彼らは平凡な日々の労働で生きてゆけるだろう。

それが出来ないから音楽をやっているのだ。

少なくとも僕は音楽ってそういうものだと思う。

アピールしろ、と。


ただ、浜崎あゆみのライブのギターソロで、浜崎あゆみより前に出て目立つのはどうかと思うけど。