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無知の涙

おじさんの独り言

メルトダウン

2011年05月20日 | 東北地方太平洋沖地震

少し前に福島の原発がメルトダウンしていたという東電の発表があったわけですが、まぁ「何をいまさら」とほとんどの人が感じてる事でしょう。

海外のニュースではとっくに図解付きでメルトダウンしている事が発覚していた。

あの爆発と言い、海に垂れ流された、冷却に使った水に含まれた放射性物質の量と言い、メルトダウンしてないワケがない。


NHKだって、メルトダウンという言葉は使ってなかったが、損傷という表現はしていた。

燃料棒が損傷、と。

損傷って、つまりメルトダウンですよね。

ただメルトダウンという言葉が不謹慎と捉えられなくもない状況だったので、メルトダウンという表現は控えてたのでしょう。東電も政府も認めてなかったし。


いや、東電ばかりの責任でもない、と言いたいが、だんだん明るみになってくる真実を見ていると、だいぶヒドイ。やはりこれは東電の責任は重大だと思う。何がレベル5だ。頭おかしいのではないか?

どれだけパニックになろうと、隠すべきではなかったのだ。


各地の被害状況を見ていれば、余計にそう思う。




この事態を持ってしても騒がず動じず逃げようともしない日本人に対して、平和ボケという評価をする海外の方もいるようですが。

いやいや、逃げ場なんてないから。

広大な土地であれば東へ西へと逃げれば、そうした脅威から遠ざかる事が出来るかもしれない。

だが、この島国においては、何処に逃げても同じだと思う。少なからず影響は免れない。海から食物から。


例え九州に逃げたところで生活してゆける保証もない。地方の求人率を考えれば当たり前である。

行ったところで、結局は職を求めて帰京するのがオチなのではないか。



郷土愛と言えば聞こえは良いが、結局のところ逃げ場がないだけです。家族もこっちにいるわけだし。

 

 


地震酔い

2011年04月13日 | 東北地方太平洋沖地震

原発の危機は終わることなく、強い余震も一向に収まる気配がない。


なんかもう常に揺れているような気がしてくる。眩暈かと思えば地震だったり、地震かと思えば眩暈だったり。

なんにも無いのに、なんか常に揺れているような感じがする。3.11以降、こうした所謂「地震酔い」というものに苦しんでいる方も多いかと思う。

都内はまだそんなに回数も多くないし、そんなに大きく揺れていないのに、こうした症状が出てくるのだから、東北方面の方は本当に神経が磨り切れる思いをしておられる事だと思う。

一つひとつに名前がついてもおかしくないレベルの地震が、こうも連続で襲って来ることなど3.11以前は想像もできなかった。

関東大震災の記録を見ても、そんなに長い期間に渡り余震が続いたという記録は見られない。短期間のうちにかなり大きい地震は繰り返したようだが。それこそ記録に残らないような小さい地震は無数にあったのだろうけど。

今回みたいな複数の震源地で長期間に渡って大きい地震が繰り返されるというのは、今回のケースが過去に類を見ないような顛末を辿るような気がしてならない。誰も想定し得なかったような。

不安を煽るわけではないが、何かこう嫌な予感が消えない。

 

 


レベル7

2011年04月12日 | 東北地方太平洋沖地震

ようやく福島原発の事故評価を最悪のレベル7に引き上げると発表があった。

遅い。あまりに遅い。

しかもレベル5から一気にレベル7。

政府が公開している数値なんかハナから信じてない。3号機であの爆発があった瞬間に、とっくにレベル6だし、それも限りなくレベル7に近いレベル6だったのだ。

爆発による広範囲の飛散がないだけで、1ヶ月も放射能が漏れてるんだから、チェルノブイリより危険なのかもしれない。

チェルノブイルは10日ほどで放射線の流出は止まっているのだ。

1ヶ月も垂れ流して、じわじわと食べ物や水を汚染され、それを摂取する事により内部被曝してゆく。


延々と情報を隠蔽し、結局なにも事態が改善しないで、手遅れになってから、あのう実は・・・というのが一番悪い。

 

もう非常事態宣言して、全力で福島第一原発をなんとかしないといけないのではないのか。


経済、経済と言っても、もうしばらく日本の商品は売れないだろうし、日本人も海外に出てゆくのは難しくなるだろう。目に見えない差別を受けるであろう。

 

 


余震

2011年04月08日 | 東北地方太平洋沖地震

昨夜23:30頃に宮城県沖で震度6強の地震があった。東京は震度3であったが、揺れが長かった。

3月11日以降に起こったM5以上の余震は400回に迫るという。

おいおい!いい加減にしろよ!と東北の方は怒鳴りつけたい気持ちであろう。


僕の上司も小さい頃に大きな地震に遭遇したらしいが、なんだかんだと1年くらいは余震が続いたらしい。最初は地震が来る度に家の外に避難していたが、最後の方は慣れてしまって、またかよと笑って済ませるようになっていたとのこと。

どれだけ憤慨しようと、きっとまだまだ余震は続くし、いつ他の地域に大きい地震が来るか分からないし(実際に関東~静岡あたりは、いつ大きな地震が来てもおかしくない)、きちんと避難グッズを準備しなければと思った。

今回の震災で避難に必要だと思われるのは、

・手回し充電式ライト(ラジオ、携帯充電できるタイプ)。

もうとりあえず、コレがあれば急場は凌げるような気がする。

最低限の明かりと情報収集の為のラジオ、携帯があれば何とかなる。

携帯は光で充電できるタイプに買い換えたい。


他にも余裕があるなら何が必要だろう。

・電池
・電池入れ替え式の携帯充電器
・ライター
・ライターのオイル
・マスク
・軍手
・タオル
・ティッシュ
・ウェットティッシュ
・薬
・印鑑

といった所だろうか。

食べ物や飲み物は大事だけど多くの量を持てないし、避難先で確保できることを祈るしかないのだろう。

 

 

 


麻痺

2011年04月07日 | 東北地方太平洋沖地震

10日連続で停電を回避し、計画停電もとりあえず4月いっぱいで終了するという見込み。


予想される夏の電力不足への対応はハッキリとしないが、必要ならその都度停電するスタンスらしい。


なんだそれ。
なら4月いっぱいで終了とか言うな。終了してないんだから。


原発も海への放出は止まりました、と言っているが、別に何かが進展したわけじゃない。



ひとつだけ朗報があるとすれば、被災地ではライフラインが復旧しつつあります。

親戚の家も水や電気が使えるようになり、近くの商店街もポツリポツリと営業を開始していた。


ただ親戚の家は比較的被害の少ない場所だった。津波の影響を受けた地域は依然として避難生活を余儀なくされている。


都内もほとんど平常に戻りつつある。電車もほぼ通常通りに動いているし、短縮営業をしていたスーパーも通常営業に戻っている。パチンコ屋もネオンは消えているが、客入りは普通に見えた。

慣れつつあるのだ。僕自身もそうだが。

僕自身で言えば、麻痺していると言った方が正確であろう。

原発で爆発!!→問題ない→また爆発!→大丈夫→放射能漏れてるんじゃない?→ただちに影響はない→また爆発→平気→かなり高濃度の放射線を大気中に観測→ただちに影響はない→雨が降った!飲み水が汚染される→幼児以外は問題なし→野菜が汚染されてる!→食べても問題なし→野菜から暫定値を上回る汚染を確認→暫定値を上げます→汚染水が海にダダもれ→薄まるから大丈夫

みたいなことを延々3週間もやられてると、もう何だか感覚が麻痺して来る。なんだか危険みたいだけど、まぁ大丈夫なんでしょ?みたいな良くない感覚に陥ってくる。

これまでの政府の対応が国民の感覚を麻痺させる為のものだとしら、たいしたもんだと思う。サブリミナル効果とでも言うのか。違うか。

いずれにしても僕は完全に彼らの術中にハマりつつある。これはもう洗脳の域だと思う。


正確な情報を得るためには、それを見極める知識が必要である。