無知の涙

おじさんの独り言

SPECビジュアルブック。

2010年12月21日 | SPEC

以前に記事で書きましたが、
SPECのビジュアルブックを購入し、
ようやく読み終えました。



けっこう内容濃す。

好きになった作品の監督インタビューとか、
俳優のインタビューとか読むの大好き。
オーディオコメンタリーとかも好きです。

その回の時は何を考えていたとか、
こういう経緯があったとか、
俳優が演じるキャラをどう受け止めていたかとか。

制作の裏側的なやつ。

このビジュアルブックも、
まさにそんな感じ。

まず当麻のグラビアで始まり、
戸田恵梨香さんのインタビュー。



いやいや、本当にお疲れ様でした。
このドラマを引っ張っていったのは、
間違いなく当麻であり、
最初は「なんだこのキャラ・・・」
と唖然としてしまいましたが、
回を重ねるごとに魅力的になっていきました。

食事を美味しそうに食べる女性
というのが個人的にツボりました。


次は瀬文こと加瀬さん。

瀬文も当麻に負けず劣らずの魅力的なキャラでした。
自分の信念を決して曲げない一直線バカ。
古いタイプなのかもしれませんが、
最近のナヨナヨしたような男キャラよりも
ずっと感情移入して物語を観ることができる。

ケイゾクの真山も魅力的な男性キャラでしたが、
瀬文も負けず劣らずの魅力を出せたのではないでしょうか。
気合で飛ばした歯が、相手の額に刺さってしまう。

瀬文、当麻だけでなく、
野々村係長や、ニノマエ、冷泉、海野、津田、
と、どのキャラも適材適所と言いますか、
面白かった。


このお二人に限らないだろうけど、
ほんと俳優ってストイックと言うか、
まだ20代中盤くらいだと思うけど、
自分をきちんと客観的に捉えてるのがスゴイ。

加瀬さんのインタビューで、
「映画は短い時間なので、結末は見てる側に委ねられるが、
TVドラマは映画より長い時間、視聴者と時間を共有することになる。
なので、納得のいく結末にしたですね」

というようなニュアンスの発言をしてますが、
なるほど、と感心させれました。
まぁ、実際はそうならなったワケですが・・・。


他にも堤監督とニノマエ君が対談していたり、



他にも堤監督とプロデューサーが対談していたり。
やはり低視聴率は気にしてたのね。


基本、主要キャラは全員インタビューあり。



キャラの解説や各話ダイジェスト、
更にSPECは実在するか?の検証で、
過去にいわゆる超能力と呼ばれる力を
実際に持っていた人物を紹介していたり。


なかなかのボリューム。
これはSPECファン必携です。

 

 


(やや冷静に) SPEC最終話!!

2010年12月18日 | SPEC
あんな終わり方したから、気になり過ぎて眠れなかったじゃねーか。


というわけで、
最終話。


舞い散る雪の中、ついに一+一との決着を迎える。

瀬文と当麻はニノマエがバランスを崩したスキを逃さず発砲する。

だがそのスキさえも罠であり、発砲状態のまま時を止められてしまう二人。

十一が当麻へナイフを振り下ろす。

その瞬間、十一は当麻の口角が僅かに動いたのを見た。

驚愕の表情を浮かべ、当麻から離れる十一。

なぜ動ける!?
疑惑が焦燥を煽り、混乱に陥る十一。

答えを見つける間もなく、十一は突然苦しみだす。

そして、止めていた時間が動き出す。

十一のSPECの正体は、通常の人間より遥かに速いスピードで動けるものであった。

それを見抜いた当麻は、雪に毒を仕込み、上空から降らせたのであった。


通常の人間であれば、毒が皮膚に付着し、その粘膜を侵し始めるまで数分かかるが、十一の時間は何倍、何百倍もの速度で進んでいるのだ。

みるみる十一の顔面が焼け爛れたかのように変化していき、そう時間が掛かることなく行動不能に陥った。
形勢逆転。

十一の能力が超加速だということを見抜いた当麻の勝利である。

倒れた十一を見つめる当麻であったが、十一の耳裏にアザがあるのを発見する。

それは十一が彼女の弟であることを証明していた。

驚愕の事実に、戸惑う当麻。

そこへ何故か地井が現れた。

この男こそが他人の記憶を自在に変え、この姉弟対決を仕組んだ張本人であった。

いや、地井と言う人物の顔をした、津田助広である。

当麻が敵であると十一に摩り込み、自分が恋人であると当麻に摩り込んだ。


そして当麻と瀬文は記憶を変えられてしまう。

一連の事件は二人の記憶から闇に葬り去られてしまった。



はい、てことで、
大変なことになった最終話。

何が大変って、
伏線を回収するどころか、
更なる謎を産んでEND。


テレビの前で呆然。


地井との最終バトルで、
地井の放った銃弾が、
全て撃った本人を貫く。

これは紛れもなく、
十一のSPEC。
だが十一ではないらしい。

いや、十一は最後に絶対に超加速を行った。

映像が途切れて、
そして十一は死ぬ。
この間に何かしたハズ。

十一が当麻に超加速の手ほどきをしたのだろうか。


そんで野々村は十一の遺体に何を見た?

更に最後のシーン、津田が一瞬で姿を消したが、これて加速じゃないの?


つーか津田って何人いんだよ。

まさか朝倉なのか?


うぁあああ分かんねぇぇえぇえ


当麻「映画化とか、ぜってぇしねーから」

いや、してください。
このままじゃ、お茶の間ジエンドオブエウ゛ァンゲリオンじゃねーか。

は?
ていう。

SPEC最終話!!

2010年12月17日 | SPEC
ついに、ついに来ちゃいました。

最後の金曜日。

やだなぁ。
これ見ちゃったら終わりでしょ。

でも見ないと完結しないし!

パラドックス!


SPEC最後話。

・・・えぇっ。
なんだなんだ。

終わり5分前までついていけてた。

うん、いい終わり方だ。


最後の時間制止は、当麻の危機を悟ったヨウタが、死ぬ間際に加速して未来まで来たんだな。きっと。

スゲー良いラスト。

と思ったら。
アレ?
え?

一気に置いてけぼり。

マジですか。

アイツが津田で、津田がアイツで?

マジですか。

これは映画化か、
SPEC2やらないと。

KAGEROU

2010年12月16日 | SPEC

そういやSPECのムック本が出てるんだっけ。

帰りに本屋へ立ち寄る。

あった。
ビジュアルブックか。


1500円 好評発売中です。


て、1冊も売れてねぇ気がしますが、気のせいでしょう。

1回売り切って、また積んだんだな。

レジで会計してると、
店員さんの後ろに貼ってあった貼紙が視界に入る。

水嶋ヒロ著
KAGEROU
絶賛発売中!!


は?
水嶋ヒロ、小説書いてんの?

何があった。

どうして小説家じゃなきゃダメなんですか?俳優じゃダメなんですか?

て、どこの必殺仕分け人だ。


いやはや、さすが
天の道を行き、総てを司る男だすな。

伊達に仮面ライダーカブトを演じたわけではない。

カゲロウ。

カゲロウって何?
ケムマキ君のペット?

あれはカゲチヨだな。


カゲロウとは関係ないかも知れんが、うすばカゲロウってあったよな。

うすばかゲロウって、なんかスゴイよな。

殿様がダメ家来に毒づいてるイメージ。

殿「おい!そこの薄バカ下郎!」

そんな事を考えながら本屋を後にしたのでした。


SPEC9話!

2010年12月12日 | SPEC

点と点が、やがて一つの線になる。



SPEC9話。

零課の津田の指示により、解体されてしまう未詳。

それに伴い野々村も解雇されてしまうが、
辞表を出したまま戻って来ない瀬文の帰りをじっと待つ。

その瀬文は零課の津田と接触する。

瀬文を零課に引き抜こうと企む津田に対し、
瀬文は条件を出す。

未詳の仲間の地位を守ること。

そうして契約は成立した。


いよいよ一+一が、
その能力を支配の為に行使し始める。

自らを王と称す十一は、
敵、味方、警察、政治家と制限のない、
際限のない殺戮を繰り返す。


身の危険に晒された十一側から
アグレッサーに情報が入る。


SPEC持ちとの合同で、十一の寝込みを急襲する
アグレッサーだったが、やはり十一の能力は如何ともしがたく、
抹殺は失敗に終わる。

そして十一の怒りに触れたアグレッサーは壊滅。

母の命を助けた瀬文だけは見逃され、
一命を取り留める。

瀬文の願いにより、現行復帰した未詳とその面々であったが、
警視庁の上層から十一の抹殺命令がくだる。



というわけで、
ラスト2話。


一+一(ニノマエ・ジュウイチ)が、
なるほど、王ってことね。


パンドラの箱こと零課は、
あっさり壊滅。

予告で津田の名前が出てくるので、
津田本体は生きてるかと。
まぁ、これで津田本体まで殺されてしまうなら、
パブリックフォルダーとは言えない。

ゴリさんはまだ生きてるようだが。
死なせないで欲しい。


最終決戦である。
王のスキをついたかに思えた当麻の射撃も、
やはり時を止めるSPECの前には無力であった。

勝ち誇る王。

当麻へその凶刃を向けた瞬間 ―――

動いた。

当麻の口角が微動した。




キタァァッ!


例の書道の時間でコマ送りすると分かるのだが、
最後に閃く文字が「相対性」


全然見えない・・・。



そして十一のセリフ
「時を止めてるわけではない。
君達の動きは僕にとってはスローモーションなんだ」

相対性。
スローモーション。

そう、十一のSPECは時を止めているわけではなかったのだ。

4話か5話で地井が塾生に「双子のパラドックス」を説明していたが、
あれが伏線だったとは!

すげー簡単に説明すると、
光の速さに達すると、時間が止まる。
と、いうこと。

つまり十一は時間を止めていたのではなく、
超加速、それも光速で移動できるSPECだったのでは??

だが、簡単に光速と言っても、
光速に近づくほど質量も上がるわけで、
とてもじゃないが、生身の人間が地球上で
光速移動なんて出来るわけがない。
負担が大きすぎる。

まして通常時間にある銃弾を光速に達してる人間が
あんな簡単にクルクル方向かえたり、
はたき落としたりなんて、とても出来ないように思えるけど。

十一はSPECなので、なんらかの耐性があるかもしれんが、
瀬文は普通の人だし。

これに似たことをやっていたのが仮面ライダーカブトである。
タキオン(実在はしない)という粒子を操作することにより、
超加速を行っていた。

とりあえず来週の最終回、
どう決着するのか楽しみです。