天才作家(梶井基次郎)がホレ、
りゃくだつ(略奪)を試みた
という人妻が、いるそうです。 それは、うのちよ(宇野千代)です。
クリンたち🐻、
おばあちゃんになってからの宇野さんしか
知らなかっ
若いころは、さまざまな才人たちから、モテモテだったらしい
そんな、恋多き女流作家に
『淡墨の桜(うすずみのさくら)』
という・小説が あるので、
今日は、それをとりあげます(実は、 同じ「淡墨の桜」という名の、お線香があるんですよね
仏前にはちょっと・あだっぽすぎて、
いつも、いわかんを かんじて
~宇野千代『淡墨の桜』、概要~ 淡墨の桜は、実在する・岐阜県の名木
。
樹齢1200年なのに、たいして見る人もいない、
さびしい巨木で ある日、その木を見に行った・有名着物デザイナーの某女史
衰弱する木の姿に 心打たれるものを感じ
「保護活動」
それを、超資産家の、因業ババアにジャマされる
。
桜は、存続できるのか
・・・・・
(ってな、女のバトル話です)
名声をもつ「着物デザイナー老女
」が、権力をもつ「資産家老女
」に
ちょいちょい・プライドを きずつけられ
逆に
とうし(闘志)を もやしていく・・
その心もようが おもしろく
読んでいて、
ぞくぞくしました。 それと並行して、若い男女の恋の話
が
まじってくるのですが・・
その若い女性の容姿が、
(男性作家ではこうはいかないよな
)と
きょうたんするほど、
あざやかに 描かれています。 女性としての視点で、美をてってい的に見つめたからこそ・書ける
、
また、何がしかの地位をもつ老女の、鉄のごとき手強さを
みずから知る、
宇野千代先生ならではの 作品。。
昭和40年代の地方や、
バブルのころの東京を
たん(端)的ながらも
しっかりかんじられるのも、よかったです。
女友だちどうし
で読んだら、次に会った時に、この話だいが止まら
【おすすめ度:】
(※次回は、同じ「淡墨の桜」を見たことがある、水上勉の小説『櫻守』をレビューします)