クリンの広場

たまっこくりんのおもいのたけ

小塚原回向院(春の奥浅草を歩く・3)

2021-04-04 | クリン江戸散歩

 JR・南千住駅北口すぐのところにたつ、

こづかはら・えこういん(小塚原回向院)。

 

 ここは、同じ場所にあった、

「小塚原刑場」の刑死人を

とむらうため、

江戸時代に たてられた・お寺です。

 ぼち(墓地)には、「吉田松陰」、「橋本左内」

など

ばく(幕)末の志士の はかや、

「盗賊・鼠小僧」や、「毒婦・高橋お伝

の はかなど、

 刑場のつゆと消えた、有名人が ねむっていたりしますが・・

 

いちばん・目を引くのは

入り口近くの かべ(壁)に かけられた、

 この、『解体新書』のひ(碑)です

 ここで処刑された・死体のかいぼう(解剖)を

見るために おとずれて

のち、

「日本初の、本格的解剖翻訳書を あらわした、

杉田玄白

前野良沢たちの 

じぜき(事跡)を 記念する・ひ(碑)。。

 

 彼らは、苦心さんたん(惨憺)して

『解体新書』を 世に送りましたが

ここで

そういう・いみのあることをした人が 

いてくれて

少しは 救われるような、、?

ふくざつな思いの クリンたちでした・・

 

だって・・

「 菜の花も咲き乱れ、はりつも候て人も出、にぎやかに候、ちと御こし候へかし

千住宿の遊女が、客をさそう・口実にしたほど、

江戸時代、

処刑は「見世物」として

人気があったそうですから・・

 

「菜の花も咲いてるしはりつけ(磔刑)もあって、

にぎやかよ~ あそびに来てぇ~と、遊女がさそった・手紙があるそうです

オイオイ・・)


 てっきん(鉄筋)コンクリートのこのお寺の下にも、

ぼうだい(膨大)な数の人骨が ねむっている

と きき、

 下ばっかり・見てしまう、クリンでした。

 

 

 

(次回は、線路の反対側にある「首切り地蔵」を 見に行きます これが、回向院なんか目じゃないくらい、すごかった・・🐻 )



 

コメント (25)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする