しばらく、
小説や何やらを たのしんでいた
しん(親)友・チット
ですが、
「歴女」である・チット
を
本気で
どくしょ(読書)させるのは、
やっぱり・「歴史関係」の本です。
今・よんでいる、
『都市空間の明治維新~江戸から東京への大転換』
は
まつやまめぐみ(松山恵)さんという
「建築畑出身の歴史家」の ろん(論)文みたいな
本で、
クリンたちも 住んでいる
この東京が できた時、
明治政府が
どうやって・江戸をこわし(壊し)、
あたらしい・時代の首都を つくったのか
そこのところに
迫っています
クリンも、江戸さんぽ(散歩)
したとき、
番町に 行ったことあるから
知っていますが、
江戸じょう(城)に、しょうぐん(将軍)が
いた時に
周りを かためていた・武士たち
は、
「明治維新」とともに どかされて、
よそへ いどう(移動)に
なったのです
それって・・・じっさい、
どうやったのか
とか、
玉突きいどう(移動)させられた・町人たちは
いったい・どこへ行ったのか
とか、
よく考えると、げんじつ(現実)的な ギモンが きざしてきます
人間を50人・いどう(移動)させるだけでも
たいへんなのに、
明治政府は
どうやって、
「新首都・東京」を 思いのままの
都市計画に
はめ込んでいったんだろう・・・
れきし(歴史)の教科書
では、
さらりと 新時代がスタートしたように
さっかく(錯覚)して
しまいがちですが、
そもそも
「戊辰戦争」を やってたくらいだから、
ばくしん(幕臣)も、
シモジモ(江戸っ子)も、
すさまじく
ていこう(抵抗)したはず・・
クリンは 思いました。
本書では、そこらへんを ひもとく
カギとなる、
町人の有力者が 紹介されています。
たとえば、
・牧啓次郎
・福島嘉兵衛
このうち、
ふくしまかへえ(福島嘉兵衛)は、
新時代で てんらく(転落)した「貧窮民」や「無宿人」の
世話係として
八方・うごきまわってた・商人らしい
「彼らのような、政府の委託をうけた取りまとめ役が
いなければ、
到底お上の号令だけでは、実現不可能だったんだろうね。
この本の内容は
消化不良な点もあるけれど、動機づけとしては 十分だわね
ひさしぶりに、『江戸散歩』したくなった
クリン、今度、どっか行こう」(チット)
「いくいく」(お出かけだ)
(というわけで、3月くらいに、「クリン江戸散歩」行きます 千住・吉原・浅草あたりを取材しようかなって 思ってます)