クリンの広場

たまっこくりんのおもいのたけ

外国人墓地のモレル~横浜山手散歩・9

2015-05-08 | まち歩き

「外国人墓地」にねむる人、

一人目は

イギリス人の モレルです

明治初めに やって来た、

「大英帝国の鉄道技術者」・モレルは、

ニュージーランドや

オーストラリアに

鉄道をしいた じっせき(実績)を買われ、

日本最初の 鉄道こうじ(工事)を

まかされました

 それは、東京と ヨコハマをむすぶ、汽車のせんろ(線路)づくり

 出発地は、大都市の「新橋」。そこから、開港地の「横浜」まで、

おかじょうき(陸蒸気」で 1時間

それまで、

半日・かかっていた 道のりを

一気に たんしゅく(短縮)できる

とあって、

 黒い汽車は、 文明開化のシンボルに なりました。

 

そうぞうするに・・・

その 「陸蒸気」からの けしき(景色)は

       こんなかんじ・・   

 

モレルは、

ほぼ・海にそって

せんろを つくったのです。

 私、鉄子じゃないけど、この陸蒸気には

あこがれる!

だって、

片方の眺めは、ずっと海なんだよ」 (チット)

 明治日本に、あたらしい時代の 汐風を吹かせた、

モレルと仲間たち

自分たちの

さいりょう(裁量)と はたらきで、

若い国の きそ(基礎)をきずく・・

そんな気負いは

ほこらしさにもなって

現場での

ねず(寝ず)の作業にも たえさせました

しかし、

かれらのうち 何人もが

 鉄道ふせつ(敷設)中に、かろう(過労)がたたって 死んでしまいます

・・・・・・

かみの毛はなく、

長いヒゲ。

てっきり

おじさんだと 思い込んでいた・モレルが、

 たったの29さい(歳)で 亡くなっていたことに気づき

 うちのチットは ぼ(墓)前に 立ちつくしていました・・。

(つづく)


 

 

 

 




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