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クリンの広場

たまっこくりんのおもいのたけ

クリン名画館・12~田村彩天「暮春の雨」

2012-04-26 | クリン名画館

夕方、お茶のおけいこに出かける前、

チットは

こんなことを言っていました。

今日のお菓子は、あれがいいな。

 ひとつは道明寺、

 もうひとつは、つつじかさつきをかたどった 練り切り。」

やえざくら(八重桜)が咲くころになると、

チットはかならず・ショクハツ(触発)されて、

「道明寺桜餅」を

食べたがります。

Img_6543 こんなやつや

Img_6542 こんなやつをキボウ。

・・・・

でも、

おけいこなのに、そんなことばっかり言っててイイの

クリンがきくと、

「お菓子2個食べる楽しみがないとね。

 お稽古は心があらたまるんだけど、

 お茶の教室って、意外にいろいろ大変でね。

打ち明けました。

チットはつねに、

シシュクする・明治のすきしゃ(数寄者)

ますだどんのう(かんじ:益田鈍翁)の

考え方を 

さんこうにしています

どんのうは、

明治時代に大成功した、じつぎょう家

「三井物産」の人です。

そして、日本文化のヒゴ者で

こびじゅつ(古美術)の 目利きでもありました

そのどんのうのモットーは、

『茶是常識』。

「儀礼」が 一人歩きしたり、

お客を困らせるような茶道では、

いけないよ

って

言ってたそうです。

もちろん、テキトーでいいってことではなく、

お手前のけいこは いっぱいして、

おいしいお茶をたてて、

お客さんの立場に立った、

たのしいおもてなしを

目ざしなさいってことでした

Img_6544 <近藤道生「平心庵日記」には、どんのうのこと、たくさんかかれています>

そんな・すてきな 

どんのうに、

目をかけられてた・画家のひとり、

「田村彩天」は、

どんのうもあいした、うつくしい日本の

「一瞬の風景」を よく えがきました

Img_6540 <「暮春の雨」~1921年>

春のくれの 今日、

一日 外は雨でした。

Img_6534 <多摩・東中野公園>

まつば(松葉)によりそう

しんりょく(新緑)は、

さいてんや、

どんのうや、

日本人たちが 

みんなあいした うるわしい春のワンシーンです

その木にとまる、

長いシマシマ尾っぽの鳥さんに、

Img_6532 クリンはしたしみ・おぼえます

 

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