ペンシルハウス物語~東京日和~

-gozar de tokyo-きまま そのまま なすがまま 

ふらり ピカチュウ

2009-07-29 | 暮 Life
あれは思い出す事、1ヶ月ほど前。

ピロリーンと受信メールの知らせが入る。
送信元は同じフロアにいる同僚からである。

開いてみると
「pararaの所にピカチュウが!!」と一言。

ピカチュウって?あのピカチュウ?
黄色の?あれ?これ↓



「何~ピカチュウって?」

「いいからホワイトボード見てみなよ~」

「へっ?ホワイトボード?」

ホワイトボードとは柱に設置された
各自の行先を書くボード。

なぜか妙に席替えが好きな部長のおかげで
半年の間に3回も席替えがあった。

しかも席替え人数が半端じゃなく
前回は100名以上が席替えとなったので

席替えタイムスケジュールが配信される程の大掛かり。

しかも毎回なぜこの様な席配置に?と
首をかしげたくなる

営業部隊と業務部隊がフロアの端と端にわかれた
究極効率悪さ抜群の席配置だ。

その為、営業が外出先を書くホワイトボードが
電話を受ける業務部隊側にセットされており

出かけるたびに、フロアをずんずん歩き
記入しなければならない。

スーっと出かけたい所だが
わざわざホワイトボードまで歩き、

周囲に”ワタクシこれからお出かけします!”と
宣言している気がしてとても居心地悪い。

そのホワイトボードになぜピカチュウがいるんだ?と
確認に行ってみると。。。

いた。

いた。いた。確かにあの黄が。

しかも私の名前の後ろで
今にも”ピカチュゥ~”と声がしそうな感じでヘバリついている。

「なんじゃこりゃ?一体誰だ?」と思いつつ
あまりのチグハグさに可笑しくなった。

このままでは悔しいので
私の上の欄の営業が外出しているのをこれ幸いと

戻り時間の所へピカチュウを移動させておいた。

そう。
これが長い長いふらりピカチュウの旅の始まり。

外出先を書きにいくたびに
大抵ピカチュウが名前のところにめりこんでいる。

「クッソ~あんにゃろ」と思いつつ
すかさずバレぬよう、スマートに上の営業の所に動かしておく。

戻って来た営業が
「またピカチュウが暴れてましたよ」とホクソ笑んでるので

何かと思うと、ホワイトボード近くの同僚から

「またピカチュウがあんたの所にへばりついてる!!」と報告が来る。

そして気が付けば一日中
ピカチュウが行ったり来たりしている。

そんな地味な争いをしてる事は
誰も気が付かないかと思いきや

随分前から業務エリアでは、
「ホワイトボードのピカチュウがじっとしていない」と

ホットな話題になっていたらしく
何人もから「ピカチュウが動く瞬間を誰も見た事がない」と真剣に言われ

そんなにみんなピカチュウに注目していたとは!!と
笑ってしまった。

確かにね。
この黄色が上に行ったり、下に行ったりしてたら注目するわな。

ちなみに今日は代休を取っていた
別の営業の所で逆さピカチュウになっておりました。

明日はどこへ?ふらりピカチュウ~
っつーか最初にこれを置いたのは一体誰なんだ??