ペンシルハウス物語~東京日和~

-gozar de tokyo-きまま そのまま なすがまま 

ディーナー&ディーナー

2009-03-02 | 観 Movie Museum
都市へ仕掛ける建築 ディーナー&デーィナーの試み




ティナ・ターナーではなく。

そう。
所詮どう頑張った所でハズカシぽっちの知識しかない。

今回の展示も到底理解出来る様なレベルではなく、

単に会場をウロウロしては
「木の模型スゲー」「このガラスサンプル欲しい」と

多々俗物的感想。

スイス・バーゼルを拠点にヨーロッパ各地でプロジェクト展開する
ディーナー&ディーナ設計事務所。

どのプロジェクトも都市計画的規模が大きなものが多いが
決して派手であったり奇抜な建物は一つとしてない。

逆にいつからここに建っていたのだろうと
懐かしさすら感じるほどである。

それはD&Dのプロジェクトが一貫して
「新築・改築を問わず、建築は現存する都市の一部にならなければならない」

という考えに基いて計画が練られている。

ヨーロッパは特に歴史的街並みや景観を重要視する。

一見するとどこに新しい建物がわからない位
古いものと新しいものが自然にとけこんでいるかに驚く。

目新しさと自己主張ばかりする、
派手な建物が並ぶ都市とは大きな違いである。

いつまで経っても雑多で乱雑な
街並みしか生み出せないのは「自意識」が高く「美意識」が低いからか。

美しいと感じるものは
万国共通で感じるはずなのに。

静かな美しさ。
凛とした無駄のない美しさと強さ。

D&Dが手掛けるのは
そんな建物が多い気がした。

ってまた知ったかブリ~
じぇんじぇん理解してないだろうな~

いいの感覚。感覚。


パンフレットの印象的な言葉。

「窓からの眺めも、
私の部屋の一部なのでしょうか?」

「私たちの思い出も、
建物や街並みの一部となっていくのでしょうか」

そうなったら素敵だ。