ペンシルハウス物語~東京日和~

-gozar de tokyo-きまま そのまま なすがまま 

ゴマタレシャツ

2012-10-05 | 暮 Life
本格的な担当変更の挨拶周りがやっと開始し


サッサと引継も終わらせたいと


心ここにあらずが現れたか、初回からアポ時間大遅刻をする失態。


殆ど野放し上司から、


「何をやってるんだ、この、どアホー


と今までで殆ど怒られた事がないのだが、


こんな辞める直前になって怒鳴られてしまい、しょげる。


昼を挟んでもう一度、アポ取りをトライするかと入ったそば屋で


しょげて食べてたら、シャツにでっかいゴマタレを飛ばしてた。


しかも自分で気付かず
上司に「お前、シャツにでっかいゴマタレ飛んでるがな」と指摘され。


ああ通りで、そば屋出たのにゴマタレに囲まれてる感?あると思った。


違う。ダメだ。そうじゃない。


最後までダメだ。


しかし運良く午後一再アポが取れ、


居ないと言っていた人にも会え、ほぼ全員と顔合わせ出来た。


不幸中の幸い。ゴマタレの幸い。


その後、東京から埼玉の客先へ移動し同様に変更の挨拶。


九割方「何で?何で辞めるの?結婚するの?」と言われるので


「全くもって結婚じゃないんですよ~」と何十回目の宣言をする。


たまたま客先会議に合わせて変更挨拶だった。


沢山の関係業者もいるなかで


「今までホントに良くやってくれた。ありがとう。お疲れ様でした」と


記念品を頂いてしまった。驚いた。


「女子力上がるのを選んだから」とお弁当グッズ。

ええ。頑張りますよ。
作りますとも弁当。


その選んでくれた可愛いお弁当グッズも含めて


何よりゴマタレ染みシャツ着て泣きそうになったのは、


「この人はホントに良くやってくれたんですよ」と

次々に上司に言ってくれた事だ。


売上達成しないし、


いつも変なクレームやってるし


仕事してんのかと思われてるし、


営業になってずっと悶々としたぶつけどころのないものが


初めて報われた気がした。


そうか。


やってきた地味な事は無駄じゃなかったかもと思えた。


ゴマ臭いシャツでも自信が持てた。


やはり人間褒められるのは大事だ。


それが小さな自信に繋がって


積み重なって、いつか大きなものへ変化していく。

やはり小さな頃から、ジャンジャン子どもは褒めた方がいいな(笑)


と話がそれたが。


後残り僅かの会社生活、ゴマタレシャツ洗って乗り切ろう。

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