やっと抜糸して動物から人間に戻りつつある。
良かった。良かった。。。
このまま”坊ねずみ”として
歩んでいかねばいけないかと思った。
抜糸ついでに上唇に出来た巨大口内炎を
レーザーで治療してもらう。
歯医者でレーザー?
口内炎にレーザー?
シミとかホクロとか脱毛でもなく?
しかしレーザー治療は歯医者では
当たり前の事らしく、
ミニスカ先生は
「この機械、ついこの間入ったばかりなのよ!ウフフ」
となぜか嬉しそう。
レーザーの量?というのか、強さというのか
少なめから段々と増やしていく。
時間としては1回5秒をトータルで5分程。
最初は「えーホントに当ててるのん?」と余裕だったが
最後の方は「モンのすごく痛っいすー!超痛いっすー」と泣いた。
先週は顔の腫れから、引きこもっていたので
ハードカバーを4冊も読みきってしまった。
その中の1冊
小川洋子「ミーナの行進」
舞台は35年前の芦屋。
13歳の朋子は母が東京で
新しい仕事を軌道に乗せるまでの少しの間、
芦屋の大豪邸に住む従妹ミーナの家で
暮らす事になる。
母の妹(叔母=ミーナの母)は
ドイツ人のハーフの
もんのすごいハンサムな叔父と結婚した。
ミーナにも4分の1ドイツの血が流れている。
淡い栗色のふわふわした髪の毛。
透き通る程白い肌と折れそうな程細い身体。
誰もがはっとする美少女。
一つ年下のミーナは
喘息の持病を持っている為外出もままならない。
そんなミーナの大切な友達が
偶蹄目カバ科コビトカバ科のポチ子。
”コビトカバ”のポチ子である。
庭でカバが飼えるのである。
そしてミーナはポチ子に乗って
学校に通う。
ミーナを乗せる時のポチ子はリボンをつけ正装?し、
通いの庭師小林さんに引かれて
ゆっくりと、しっかりと
ミーナを乗せて学校への坂道を登っていく。
大金持ち特有の、
突拍子な家族ではあるが
ミーナと同じ様に温かく、優しく、
母と離れて暮らす朋子を包んでくれる。
読み終わった後、
心がほんわかとなる小説。
私はその時カバ子だったので
凛としたポチ子に心を奪われた。
リボンをつけたポチ子。
えーな。えーな。
乗れたらえーな。
いずれは読まにゃ~
いつもの便で送ります(笑)
最近どうも暗い本、暗い本ばかり
読んでいたので
(どんな本だって?)
久々に読み終わった後に
温かいキモチになりました