ペンシルハウス物語~東京日和~

-gozar de tokyo-きまま そのまま なすがまま 

ミーナの行進

2007-04-14 | 暮 Life


やっと抜糸して動物から人間に戻りつつある。
良かった。良かった。。。

このまま”坊ねずみ”として
歩んでいかねばいけないかと思った。

抜糸ついでに上唇に出来た巨大口内炎を
レーザーで治療してもらう。

歯医者でレーザー?

口内炎にレーザー?

シミとかホクロとか脱毛でもなく?

しかしレーザー治療は歯医者では
当たり前の事らしく、

ミニスカ先生は
「この機械、ついこの間入ったばかりなのよ!ウフフ」

となぜか嬉しそう。

レーザーの量?というのか、強さというのか
少なめから段々と増やしていく。

時間としては1回5秒をトータルで5分程。

最初は「えーホントに当ててるのん?」と余裕だったが
最後の方は「モンのすごく痛っいすー!超痛いっすー」と泣いた。


先週は顔の腫れから、引きこもっていたので
ハードカバーを4冊も読みきってしまった。

その中の1冊
小川洋子「ミーナの行進」

舞台は35年前の芦屋。

13歳の朋子は母が東京で
新しい仕事を軌道に乗せるまでの少しの間、

芦屋の大豪邸に住む従妹ミーナの家で
暮らす事になる。

母の妹(叔母=ミーナの母)は
ドイツ人のハーフの
もんのすごいハンサムな叔父と結婚した。

ミーナにも4分の1ドイツの血が流れている。

淡い栗色のふわふわした髪の毛。
透き通る程白い肌と折れそうな程細い身体。

誰もがはっとする美少女。

一つ年下のミーナは
喘息の持病を持っている為外出もままならない。

そんなミーナの大切な友達が
偶蹄目カバ科コビトカバ科のポチ子。

コビトカバ”のポチ子である。

庭でカバが飼えるのである。

そしてミーナはポチ子に乗って
学校に通う。

ミーナを乗せる時のポチ子はリボンをつけ正装?し、
通いの庭師小林さんに引かれて

ゆっくりと、しっかりと
ミーナを乗せて学校への坂道を登っていく。

大金持ち特有の、
突拍子な家族ではあるが

ミーナと同じ様に温かく、優しく、
母と離れて暮らす朋子を包んでくれる。

読み終わった後、
心がほんわかとなる小説。


私はその時カバ子だったので
凛としたポチ子に心を奪われた。

リボンをつけたポチ子。

えーな。えーな。
乗れたらえーな。









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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
気になってます (yukaka)
2007-04-15 22:19:22
私もこの本、気になってました。
いずれは読まにゃ~
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いつでも! (parara)
2007-04-17 00:01:19
お貸しいたします!
いつもの便で送ります(笑)

最近どうも暗い本、暗い本ばかり
読んでいたので
(どんな本だって?)

久々に読み終わった後に
温かいキモチになりました


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