ペンシルハウス物語~東京日和~

-gozar de tokyo-きまま そのまま なすがまま 

棚から宝塚

2008-03-27 | 観 Movie Museum
「急なんだけど今日の夜時間取れる?また後で電話する」
ブチッ。

定時過ぎの時間に
友人からの伝言が深刻な声で携帯へ残る。

マズイよマズイよ。
ヤバイよヤバイよ。

これはまた何かあったぞと
気持ちが焦る。

とりあえず「何時に、何処へ行けばよいか指示求む」と
メールを送りつけ返事を待つ。

もしや至上最強に大変な事が起こってしまったかと
どんどん妄想は悪い方へ巨大化する。

やきもきしてるとやっとピロリーンと返事が届く。
「日比谷6時半来れる?」

文面読みながら心のつぶやき:

日比谷?6時半?うん?

あの会社定時6時じゃなかったか?

って今何時?

ゴゴゴ、ごじよんじゅごふーん!

って間に合うのか???

ヒビヤぁ~

一人つぶやきツッコミで
慌てて着替え日比谷へ向かう。

ダッシュで電車に飛び乗り、
携帯を見ると友からメールが3通立て続けに入っている。

1通目:
「宝塚雪組6時半開演」

2通目:
「パン買った」

3通目:
「お茶買った」

まとめて一緒に送れ!

それより宝塚の事だったかと・・
ほっと一安心。

結局東京宝塚劇場へ辿りついたのが6時35分。
席が中央ど真ん中という良い席だったので

開演後完全に宝塚ワールドへ入り込んでいる人を
目覚めさせる大迷惑なマタギ越え。

2回目の宝塚体験。

今回の演目は
雪組「ラブロマンス 君を愛してる

と題名からしてザ・宝塚という内容。

また”キラキラピカピカ王子と姫のドリームワールド”に
前回と同様に口を開けて見入ってしまった。

男役トップの水夏季さんは美しく
花とゆめコミックに出てきそうな美男子であった。

友人に”苗字がミズナっていうの?”と聞くと
周囲から物凄い恐ろしい視線が・・

ミズさんでした。ハイ。スミマセン。

今回の公演チケットが突如私に白羽の矢が
ささった経緯を聞けたのが1部と2部の間の休憩時間。

友人が用意してくれたパンとお茶を
もりもり食べながら、

理由の原因を作った相手に
かなりの怒りが湧いてもきたが

そのおかげで棚ボタでかなり楽しんでしまった
私も図々しい。

”もう帰らない!”と息巻いている友人をなだめ

絶対反省してるはずだから
アイスでも買って仲直りしとけと言ったものの

やっぱり当事者じゃないから
こんなノンキな事言えるのだろうなと思う。

自分だったら許せるか。
絶対許せんなー。

10倍返し要求。いや100倍か?

友人は宝塚100倍返し要求するかな?
しないだろうな。許してしまうオトメココロかな。