ペンシルハウス物語~東京日和~

-gozar de tokyo-きまま そのまま なすがまま 

正論

2007-02-28 | 暮 Life
久しぶりに会社の先輩同僚と飲みに行く

メンバー的には以前、

ものすごく大変な思いで
一緒に仕事をしていたメンバー。


ある意味、あの苦労に比べたら
今の忙しさなど三分の一でしかない。

あれ以上大変な思いをする事はない気がする

今までの経験や自信が、
地に落ちて粉々になる所からスタートし

自分のあまりの
仕事出来なさっぷりを毎日思い知り、

こんなに仕事をこなせる人達が
いるのかと驚いた。


毎日怒られ、工場と言い争いをし

しかし日々の追い立てられる
緊張感は消える事はなく


でも何とか乗り越えましたよね…と
しばし皆で暗い記憶に思いを馳せる。


売上を占めるメイン所から外れた

手間ばかりかかるだけの、
お荷物的な仕事と見られていたので、

その大変さも

携わっていた人にしかわからず、
分かち合えないのがまた悲しい所。


話しはそこから

現在の殺伐した空気が流れる社内の状況に及び

営業サイドと生産サイドでの
熱い論争(いや飲み屋バトル)が繰り広げられる。


ただ突き詰めて原因を探ると

もしかしたら、ほんのささいな
少しの感情的なものが

色々と形を変えて現れてるだけなのかも
しれないとも思う。

私も、正論を振りかざして
四六時中あちこちで衝突を起こす。

最近それが、
果たして本当に正論であったとしても

仕事を進める上で
正しいやり方なのだろうかと悩む。

全て人が介する事だからこそ
必ず感情が大きく作用する。

ついこの間も

「なんでこんな事を引き起こすんじゃ!」と
半ば怒りの感情が沸々と湧き上がる中

その内容について客先と要因発生先へ
メールの返答をしようとしていた。

今までみたいに、
「なぜもっと注意をしないのか!!」という強気な感じから

ちょっと一呼吸考えて
労いの言葉と共に、こちらからお願い風にしてみた。

不思議なもので
そうやって一歩引いてみると

段々、わざと起こした訳でもないし、
大変だろうなと思ってくる。

それは相手にも伝わるのか、

それこそいつも強気で
「こちらの責任ではございません!」と言ってくる所が

「この度の不注意すみません。ご配慮感謝します」
という風に変化した。

そうなると連鎖反応的に、
こんなスムーズに仕事は回るのかと思った。


正論は確かに正しいが

それを突き通すだけが正しいとは限らない。

”相手の立場に立って考えましょう”

と小学校で習う事が

いざそれを実践するのは
実は相当高等技術だとしみじみ思うバトルな夜。

まだ火曜か…
今週ヘバりそう…